「赤蜘蛛」がツアープロに選ばれる理由
text by kazuhiro koyama
配信日時:2017年5月31日 23時00分
プロ使用率1位!人気過熱気味の“赤スパイダー”
“赤蜘蛛”こと、テーラーメイドパター『スパイダー ツアー レッド』の勢いが止まらない。マスターズでのセルヒオ・ガルシアの感動的な優勝の後、スペインの新鋭、ジョン・ラームをはじめ、多くのツアープロがこのパターを使い、今やモデル別の使用率はNo.1だ。
ダスティン・ジョンソンのように、同形状でフェースインサートがより硬い『スパイダー ツアー ブラック』を使用するプロも少なくなく、まさにツアーを席巻していると言っていいだろう。
日本ツアーと違い、PGAツアーで"パターの流行"があったことは、実はほとんどない。フィーリングが重要なクラブだけに、それぞれのプレーヤーが思い思いのパターを使ってきたわけで、これほど使用者が多い例は、これまでなかったのではないだろうか。
また、PGAツアーの選手は、操作性の高いピン型やブレード型を愛用するケースが多く、長尺・中尺をのぞけば、『スパイダー』のような大型マレットの使用者は少数派だった。しかし、最近の『スパイダー ツアー レッド』の流行が牽引するように、大型マレットを使う選手が増えてきている。パッティングの名手であるジョーダン・スピースや松山英樹でさえ、『スパイダー』ではないものの、大型マレットを実戦に投入しているのだ。
日本ツアーでも使用者は増えてきており、先だっての『リゾートトラストレディス』では、若手の永井花奈と野澤真央が使用し、ともに上位を伺う活躍を見せた。試合で使っていないもののテストしているプロを加えると、かなりの数にのぼるはずだ。
これだけプロに支持されると、アマチュアのあいだでも人気が出ないはずはない。マスターズ開催とほぼ同時に、数量限定で発売されたが、瞬く間に完売。その希少価値からプレミアムがついてもおかしくない状況なのだが、中古市場やオークションでもほとんど在庫がなく、そもそも値がつかない。欲しい人は、あちこちを探し回っている状況だ。
ダスティン・ジョンソンのように、同形状でフェースインサートがより硬い『スパイダー ツアー ブラック』を使用するプロも少なくなく、まさにツアーを席巻していると言っていいだろう。
日本ツアーと違い、PGAツアーで"パターの流行"があったことは、実はほとんどない。フィーリングが重要なクラブだけに、それぞれのプレーヤーが思い思いのパターを使ってきたわけで、これほど使用者が多い例は、これまでなかったのではないだろうか。
また、PGAツアーの選手は、操作性の高いピン型やブレード型を愛用するケースが多く、長尺・中尺をのぞけば、『スパイダー』のような大型マレットの使用者は少数派だった。しかし、最近の『スパイダー ツアー レッド』の流行が牽引するように、大型マレットを使う選手が増えてきている。パッティングの名手であるジョーダン・スピースや松山英樹でさえ、『スパイダー』ではないものの、大型マレットを実戦に投入しているのだ。
日本ツアーでも使用者は増えてきており、先だっての『リゾートトラストレディス』では、若手の永井花奈と野澤真央が使用し、ともに上位を伺う活躍を見せた。試合で使っていないもののテストしているプロを加えると、かなりの数にのぼるはずだ。
これだけプロに支持されると、アマチュアのあいだでも人気が出ないはずはない。マスターズ開催とほぼ同時に、数量限定で発売されたが、瞬く間に完売。その希少価値からプレミアムがついてもおかしくない状況なのだが、中古市場やオークションでもほとんど在庫がなく、そもそも値がつかない。欲しい人は、あちこちを探し回っている状況だ。