マキロイらナイキの看板選手が『M2 ドライバー』に続々変更!?
text by kazuhiro koyama
配信日時:2016年11月3日 03時30分
ローリー・マキロイが新たに投入した『M2ドライバー』
松山英樹の優勝に湧いた『WGC-HSBCチャンピオンズ』。試合が始まる前、注目されていたのは“ローリー・マキロイがドライバーを変更するのか?”ということだった。テーラーメイドの『M2』をこの試合からバッグに入れると報道され、練習日からその話題でもちきりだったのだ。
結果として、マキロイは4日間すべてで、『M2』のドライバーと、2本のフェアウェイウッド(※15度と18度)を使用し、4位タイでフィニッシュした。ウッド類を総入れ替えした初めての試合としては、まずまずの成績といえるのではないだろうか。2013年にナイキと新たに契約したときは、クラブのアジャストに時間を要していた。
これまで使用していたナイキ『ヴェイパーフライ プロ ドライバー』は約1年間使用し、記憶に新しいプレーオフシリーズでは2勝をあげた。外から見る限りでは何らの問題もなく、マキロイの強みである飛距離と正確性を高いレベルで両立していたと言えるだろう。これだけのパフォーマンスを出せるクラブをスイッチするほうが、むしろリスクが大きいと言っていい。
結果として、マキロイは4日間すべてで、『M2』のドライバーと、2本のフェアウェイウッド(※15度と18度)を使用し、4位タイでフィニッシュした。ウッド類を総入れ替えした初めての試合としては、まずまずの成績といえるのではないだろうか。2013年にナイキと新たに契約したときは、クラブのアジャストに時間を要していた。
これまで使用していたナイキ『ヴェイパーフライ プロ ドライバー』は約1年間使用し、記憶に新しいプレーオフシリーズでは2勝をあげた。外から見る限りでは何らの問題もなく、マキロイの強みである飛距離と正確性を高いレベルで両立していたと言えるだろう。これだけのパフォーマンスを出せるクラブをスイッチするほうが、むしろリスクが大きいと言っていい。
フェアウェイウッドを2本変更したのも驚きだ。フェアウェイウッドは、ドライバー以上にフィッティングが難しい。飛距離を出すためのドライバーと違い、飛びと方向性はもちろん、ボールの上がりやすさ、弾道の操作のしやすさ、グリーンに止められるか、狙った距離を出せるかなど、求める要素が多いためだ。
特にマキロイの真骨頂は、PGAツアーならではの長いパー5などで、ほかの選手が3オンを狙うなかでも、ドライバーで圧倒的な飛距離を出し、ウッドでは高弾道でグリーンを狙い、ラクにバーディ奪取(あるいはイーグル奪取)してゲームを優位に運ぶプレーだ。それには“手足のように扱えて、飛距離の出せる”フェアウェイウッドが必要になる。
マキロイの卓越したロングショットを支えることの出来るクラブをフィッティングすることは、大変であろうことは想像に難くない。しかしマキロイは変更し、ドライバーはいつも以上に距離を出し、5番ウッドでグリーンを捉えていた。特に飛距離では初日に同組となった、バッバ・ワトソンやアダム・スコットを上回るビッグドライブも少なくなかった。マキロイのクラブチェンジは、ひとまず成功と言って良いだろう。
特にマキロイの真骨頂は、PGAツアーならではの長いパー5などで、ほかの選手が3オンを狙うなかでも、ドライバーで圧倒的な飛距離を出し、ウッドでは高弾道でグリーンを狙い、ラクにバーディ奪取(あるいはイーグル奪取)してゲームを優位に運ぶプレーだ。それには“手足のように扱えて、飛距離の出せる”フェアウェイウッドが必要になる。
マキロイの卓越したロングショットを支えることの出来るクラブをフィッティングすることは、大変であろうことは想像に難くない。しかしマキロイは変更し、ドライバーはいつも以上に距離を出し、5番ウッドでグリーンを捉えていた。特に飛距離では初日に同組となった、バッバ・ワトソンやアダム・スコットを上回るビッグドライブも少なくなかった。マキロイのクラブチェンジは、ひとまず成功と言って良いだろう。