ピン『G400 MAX』ドライバー、『G700』アイアンはHSが遅い人の新たな選択肢
PINGの2018年モデルの試打ラウンドに、マニアックチーム+本誌ギア担当の田辺が行ってまいりました。そこで4人が感じたこととは?
配信日時:2018年1月20日 03時47分
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去年大爆発した『G400』の460cc版。赤い新シャフトは誰が使うべき?
筆者 「先日の発表会の記事を挙げたとおり、製品的には左右上下のMOIが9600g・cm2という、極大の慣性モーメントがウリになってますね。ヘッドが460ccになってますし、みんなやさしさ、曲がりへの強さを期待するところだと思います。率直な感想はどうですか?」
PCM編集長・村田辰也(以下、P編) 「このクラブはどのシャフトを選ぶか?で評価が割れると思う。今日は新しい軽量の40gかつ46インチの赤い純正シャフト、『ALTA DISTANZA』を打った感想でいこう。結論、ものすごくつかまって上がるシャフト特性で、ヘッドスピードが遅いゴルファーに、中・高弾道を打ちやすくしてくれるクラブだと感じた」
田辺 「同感です。ちょっと、このシャフトは今日の4人には正直いうと柔らか過ぎます。しかもフレックスがこれ一つ、ワンフレックスしかありませんし。ヘッドスピード的なストライクゾーンでいえば、36〜42m/sが限界じゃないでしょうか。ドンピシャは39m/sくらいの人だと思います。42m/s以上のヘッドスピードになると、203gのヘッドなので、シャフトのしなりが大きくなり過ぎて、このクラブのストライクゾーンを外れてしまうと思います」
筆者 「この赤い新シャフトは本当にそんな感じだよね。この『G400 MAX』の性能をなんとなく理解してもらうには、『G400』スタンダードと比較するのが一番分かりやすいと思うんだけど。このモデルはかなり売れているし、使っている人も多いと思うから」
PCM編集長・村田辰也(以下、P編) 「このクラブはどのシャフトを選ぶか?で評価が割れると思う。今日は新しい軽量の40gかつ46インチの赤い純正シャフト、『ALTA DISTANZA』を打った感想でいこう。結論、ものすごくつかまって上がるシャフト特性で、ヘッドスピードが遅いゴルファーに、中・高弾道を打ちやすくしてくれるクラブだと感じた」
田辺 「同感です。ちょっと、このシャフトは今日の4人には正直いうと柔らか過ぎます。しかもフレックスがこれ一つ、ワンフレックスしかありませんし。ヘッドスピード的なストライクゾーンでいえば、36〜42m/sが限界じゃないでしょうか。ドンピシャは39m/sくらいの人だと思います。42m/s以上のヘッドスピードになると、203gのヘッドなので、シャフトのしなりが大きくなり過ぎて、このクラブのストライクゾーンを外れてしまうと思います」
筆者 「この赤い新シャフトは本当にそんな感じだよね。この『G400 MAX』の性能をなんとなく理解してもらうには、『G400』スタンダードと比較するのが一番分かりやすいと思うんだけど。このモデルはかなり売れているし、使っている人も多いと思うから」
筒 「ぱっと見てのヘッドの顔は同じに見えますけど、やはり『G400 MAX』のほうが少し大きいですね。ただし、ヘッドを手に持って近くで見れば大きさの違いはすぐ分かるのですが、構えるとハードな純正シャフト『PING TOUR 173-65』より0.75インチも長いので、ヘッドの見え方は相殺されてしまいますね。半インチ以上も長いので、しょうがないですが」
P編 「私は180cm以上あるからそんなに気にならない。柔らかいシャフトも好きだし。ヘッドがかなりサイズアップしていて、203gのヘッドといえば、普通はけっこうヘッドが効いていて振り切りづらいと感じるかもしれないけど、シャフトが手元重心になっているのか、けっこう軽快にヘッドを振り切れる。そして、つかまりもすごくいい。ピンの安齋さんが9度でもこのシャフトとヘッドなら球が上がると言っていたけど、本当だったね」
筆者 「この赤い『ALTA DISTANZA』のシャフトって、例えば、どういう人が使えばいいでしょう。ペルソナを設定してください、筒さん」
筒 「はい。去年の賞金王と賞金女王が使っていた『G400LST』に興味を持って試打してみたけど、ちょっと『G400』スターンダードでも重くてしんどかったという人ですね。そして、大きなヘッドで安心感を得たい人。球がスライス傾向で弾道の低い人で、『ゼクシオテン』や『JGR』といったクラブを検討している方は打ってみる価値大です」
P編 「私は180cm以上あるからそんなに気にならない。柔らかいシャフトも好きだし。ヘッドがかなりサイズアップしていて、203gのヘッドといえば、普通はけっこうヘッドが効いていて振り切りづらいと感じるかもしれないけど、シャフトが手元重心になっているのか、けっこう軽快にヘッドを振り切れる。そして、つかまりもすごくいい。ピンの安齋さんが9度でもこのシャフトとヘッドなら球が上がると言っていたけど、本当だったね」
筆者 「この赤い『ALTA DISTANZA』のシャフトって、例えば、どういう人が使えばいいでしょう。ペルソナを設定してください、筒さん」
筒 「はい。去年の賞金王と賞金女王が使っていた『G400LST』に興味を持って試打してみたけど、ちょっと『G400』スターンダードでも重くてしんどかったという人ですね。そして、大きなヘッドで安心感を得たい人。球がスライス傾向で弾道の低い人で、『ゼクシオテン』や『JGR』といったクラブを検討している方は打ってみる価値大です」
『ALTA J CB』など、シャフトを替えると高MOIのストレート弾道
田辺 「筒さん、このヘッドって赤い『ALTA DISTANZA』以外にもいろいろ選べますし、シャフトが変わると全然印象が違いますよね。ノーマルの『ALTA J CB』に入れると、『G400』スタンダードよりも、やはりヘッド挙動が穏やかになって、高弾道ストレートになりました」
P編 「なにげにこの黄土色の『ALTA J CB』って、超優等生シャフトだよね。『G400』スタンダードでも打ちやすいし、今回の『G400 MAX』ともとても相性が良かった。元々『G400』スタンダード自体が曲がらずに上がるヘッドなんだけど、これでもダメだという人には『G400 MAX』だね」
田辺 「試しにハードな『PING TOUR 173-65』というシルバーのシャフトも何球か打ちましたが、こちらは手元が硬くてハードなだけあって、左には絶対にいかない感じになりました」
P編 「なにげにこの黄土色の『ALTA J CB』って、超優等生シャフトだよね。『G400』スタンダードでも打ちやすいし、今回の『G400 MAX』ともとても相性が良かった。元々『G400』スタンダード自体が曲がらずに上がるヘッドなんだけど、これでもダメだという人には『G400 MAX』だね」
田辺 「試しにハードな『PING TOUR 173-65』というシルバーのシャフトも何球か打ちましたが、こちらは手元が硬くてハードなだけあって、左には絶対にいかない感じになりました」
筆者 「ここにいる全員が445ccの『G400』シリーズを高く評価しているじゃないですか、村田さんは『スタンダード』と『LST』の2個も購入してるし。田辺は『LST』ユーザーだし。『G』 より打球音が良くなって適度なつかまり+高弾道で安定した球が打ちやすいと。その点、『G400 MAX』は少し打球音が高いですよね。パシャーンという音にボクは感じました」
筒 「それ、芯を外した音でしょ?パシャーンはないでしょ。長岡さん、こないだもテーラー『M4』をズボッとか表現してましたが、嫌がらせですか?ALBA本誌でも、あるメーカーの打球音をピキャンッ!と表現したこともありますよね?悪意を感じますよ」
筆者 「しょうがないじゃないですか。そう聞こえるんだから」
P編 「いやいや長岡、パシャーンじゃなくて、パギッ!とか、パギィッ!だよ」
筆者 「うそー。それも芯を外してません?」
田辺 「ボクはパキィィ!ですかね。ヘッドスピードを落とすとパシーンって感じに聞こえました。筒さんは?」
筒 「ボクも田辺くんと同じかな」
筆者 「筒さん、田辺に乗っかってズルいなぁ…。まぁ、『G400』の3つよりは高音ですけど、『G』みたいにスキャンッ!って感じではないから、ボクはいいと思いますよ!」
P編&筒&田辺 「……。(やっぱり、芯を外し過ぎだって!)」
筒 「それ、芯を外した音でしょ?パシャーンはないでしょ。長岡さん、こないだもテーラー『M4』をズボッとか表現してましたが、嫌がらせですか?ALBA本誌でも、あるメーカーの打球音をピキャンッ!と表現したこともありますよね?悪意を感じますよ」
筆者 「しょうがないじゃないですか。そう聞こえるんだから」
P編 「いやいや長岡、パシャーンじゃなくて、パギッ!とか、パギィッ!だよ」
筆者 「うそー。それも芯を外してません?」
田辺 「ボクはパキィィ!ですかね。ヘッドスピードを落とすとパシーンって感じに聞こえました。筒さんは?」
筒 「ボクも田辺くんと同じかな」
筆者 「筒さん、田辺に乗っかってズルいなぁ…。まぁ、『G400』の3つよりは高音ですけど、『G』みたいにスキャンッ!って感じではないから、ボクはいいと思いますよ!」
P編&筒&田辺 「……。(やっぱり、芯を外し過ぎだって!)」
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