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タイトリストの挑戦状。『TS3』&『TS2』のインドア試打。「タイト史上最高、全体でもトップ級の初速かも」

タイトリストの挑戦状。『TS3』&『TS2』のインドア試打。「タイト史上最高、全体でもトップ級の初速かも」

タイトリストから情報公開はないままに、先に試打クラブが…。「絶対に飛ぶ自信があるので、打った感想を感じたままにどうぞ」。こんなこと過去にない、どれほど自信があるのか、弾道計測データを全公開することに。

配信日時:2018年8月10日 16時43分

突然、編集部に試打クラブが届きました。「情報は出せない」とのこと…
突然、編集部に試打クラブが届きました。「情報は出せない」とのこと…

タイトリスト 「自信作だから打って。情報は出せないけど」

左が『TS2』、右が『TS3』。肉眼だと、『TS2』のヘッド後方の長さが強烈…

左が『TS2』、右が『TS3』。肉眼だと、『TS2』のヘッド後方の長さが強烈…

筆者 「編集部にタイトリストから『TS2』と『TS3』ドライバーの試打用が届いたんで持ってきました。タイトリスト“こちらから情報は出せないが、打ったフィーリングの感想と飛距離性能を体感してくれ” とのこと。

【情報は出さないけど、モノに自信があるから自由に書いて構わんよ!】ってパターンは、正直すべてのメーカー見渡しても初のケースです。メーカーって、どうしても正確に自分たちの設計どおりの性能を書いてほしいと思うものなので、【情報なしでご自由に】って普通はあり得ない。どんだけ自信あるの?っていうか、一種の挑戦状ですね」

PCM編集長(以下、P編) 「そうきたか。よし、それならやり甲斐があるな。PCMマニアックチームの総力をあげて徹底的に解剖してやる!」
フェース面上のスイートスポットだけ場ミリましたが、計測はしていません…

フェース面上のスイートスポットだけ場ミリましたが、計測はしていません…

筆者 「ステイステイ!村田さん、今回は超音波厚み計測器も、内部重心計測器も、慣性モーメント計測器も使わずに、試打だけですよ。弾道計測器のデータ公開だけはOKとのことです」

P編 「え?ダメなの?? そんなことってあるか? スタイル抜群で色気たっぷりの美人が、まっ裸で目の前に寝ているのにオアズケなんて……。そんな地獄があっていいのかッ!

筆者 「………。(分かるけど、たとえが下品すぎるわ!)村田さんと違って、ボクや筒さんの人生はそんな不遇に慣れているので平気です!」

P編 「まぁ、女性と縁遠いからな、特に筒さんは…」

PCM筒康博(以下、筒) 「オ、オアズケ……、美女がまっ裸……、フラれる……。(グスンッ)」

筆者 「………。(うっ、平気じゃなかった…。想像力豊かな筒さんが急速にエネルギーダウンしてる…。このダメージじゃ、どんなクラブでも飛ばないって!)」

筆者 「アダム・スコットが『TS3』の理由がわかった!」

前回は、タイミング的に脳内試打が封じられてました…

前回は、タイミング的に脳内試打が封じられてました…

筆者 「筒さん、脳内試打どころか、今日はリアル試打ですよ!あなたのキバとツノの顔芸がパクられたと言ってた、因縁の『TS』シリーズ。以前に脳内試打も封じられた宿敵ですよ?」

筒 「(ハッとして)そうだった!よし、計測器は使えなくても大丈夫です。打てば分かりますし、打った結果に勝る情報はないですから!」

筆者 「(ホッとして)では、まず形状から見ていきましょう。まず『TS2』を構えた第一印象は? ボクはむちゃくちゃ後ろに長いヘッドすぎてビックリです」

P編 「フェースが短く、後ろに凄く長くなった印象だね。シャローバックでお尻が地面にピタッと付いているけど、これ、アッパーに振ったらお尻が地面に当たらないのか心配なレベルだよ…」

筒 「ソールの溝(アクティブリコイルチャンネルのこと)がなくなって、凄く後ろに長くなりましたね。ちょっとキャロウェイ『ローグスター』っぽいです。カーボンクラウンではなさそうですけど…。これ、本当にプロが使ってるんですか?今までの『D2』よりもさらに後ろに長くなってますよ?

筆者 「現在欧米ツアーで120人の使用者に増えてますが、『TS2』が56人、『TS3』が64人です。これ、プロに『TS3』の方が多い理由がわかりました。ほら、『910D2』好きのアダム・スコットが即『TS3』に移行したじゃないですか。いま『910D2』のヘッドを外して真上から撮って比べてみたら、形やサイズがそっくりでした。
A・スコットの好きな『910D2』と似た『TS3』。すんなりイケる理由が分かります…

A・スコットの好きな『910D2』と似た『TS3』。すんなりイケる理由が分かります…

タイトリストは両方とも460CCということは明かしているので、『D2』⇒『TS3』で、『D3』は消滅した形でしょうね。『TS2』はさらに後ろに長くて大きいので、まったく新しいヘッドって感じがします。というか、もはや、小さいヘッドを好む欧米プロって、急速に居なくなっているのかなぁと。PING契約プロでさえ、一番大きい『G400MAX』の方を飛ばし屋ほど好みますからね。フィナウとかマリナックスとか…」

P編 「そうだね。我々アマチュアも今更小さなヘッドに戻る必要もメリットも感じない。ほら、スリクソンやBSといった日本のアスリートブランドの新作も、みんな460CCだろう? もはや、全世界共通の傾向なんじゃないのかな」

筒 「世の趨勢ですね。だって、長岡さんも前に書いてましたけど、去年のR&Aディスタンスレポートでも、世界中のツアーで飛距離が伸びているでしょう? みんな合理的に結果重視になっている証拠ですよ。飛んで曲がらない方がスコアが出るに決まってます。ミスして飛距離がガタ落ちするクラブじゃ、戦えないことを厳しいツアーのプロほど理解している証だと思いますよ」

筆者 「そうだよなぁ、タイガーも『M3 460』で飛んでるし、こないだ近藤智弘もクラブへの考えが変わったと言っていたし…」

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