今回の発表では、新クラブシリーズ『BRIDGESTONE GOLF JGR』とともに新ボールも発表。その名も『BRIDGESTONE GOLF JOKER』。“ジョーカー”はカードゲームでは切り札として用いられるが、飛距離を最重視したアスリート系ゴルファーの飛びの切り札として開発されたモデルだ。

　メーカーの提言としては“適正なバックスピン量で打撃をしているゴルファーにとって優れた飛距離性能を発揮するゴルフボールである”ということ。新開発「大容量高初速ソリッドコア」で弾きの良い“しっかりとした打感の手ごたえ”と“高初速”を生み出し、その高初速弾道を落ち際まで持続させる「強・高弾道シームレス338ディンプル」で飛距離を伸ばすのだという。

　ブリヂストンの調査では約6割のゴルファーは余分なバックスピンで飛距離をロスしており、残りの4割は適正〜低スピン条件で打てているという。この4割のゴルファー＝アスリート系ゴルファーは適正なバックスピン量で打てているため、やや硬めのボールで初速をアップさせるのが飛距離アップの近道であるという事実をピックアップ。コア中心部をあまり変形させず大きな反発を生む“飛びの切り札”を新ボールとして投入してきた。

　ボールには遊び心のある“ジョーカーロゴ”が刻印されているが、このロゴはツアー後半戦に契約プロが着用するキャディバッグ、アパレル用品にも『BRIDGESTONE GOLF JGR』との連動という形で刻印されており、限定アイテムとして販売される（9月9日〜）。同アイテムは近藤共弘、宮本勝昌、池田勇太、宮里優作、K・T・ゴン、片岡大育の契約6選手が8月末の「KBCオーガスタ」から4試合で使用予定だという。

　2013年の『GR』シリーズ発売のタイミング以降、ツアー現場で培った性能の高さはそのままに、派手なブランドイメージへシフトチェンジしてきたブリヂストン。今回の発表会でも見栄え的にも、性能的にも、注目を浴びるであろうギアを投入し、秋の勝負に挑んでいく意気込みを感じることができた。

　続いてはダンロップスポーツの展示会へ移動します…（続く）

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