株式会社ドームが本社を天王洲から有明に移転したことを記念して、21日（水）に「株式会社ドーム 有明HQ オープニングプレス カンファレンス」を開催。有明ヘッドクォーター（有明HQ）と名付けられた施設をお披露目した。

　同社の安田秀一代表取締役が掲げた有明HQのテーマは“コンバット＆リゾート”。戦いとも言える世界基準のビジネスシーンの中で、迅速且つ的確な情報召集と意思疎通がとれる空間をモチーフとしていると語る。オフィス内には16面モニターを設置して契約アスリートや自社、海外の関連する情報をすぐに得られるようにするなど、最新鋭の設備で作業内容を高めるのが狙いだ。

　“リゾート”の部分はいかに社員にくつろいでもらえるか、戦いに備えられるかを重点に設計。「DNS POWER CAFE」と呼ばれるカフェでは、プロテインを用いてたんぱく質も十分に摂取できるラーメンなど美味しさだけでなく栄養にも気を遣った食事をとることができる。

　また、契約アスリート向けの施設では、トレーニングエリアが拡大。トレーナーからの要望により、天王洲時代には無かったウォーミングアップやアジリティ系のトレーニングをできる人工芝のフィールドを新たに設置。これにより今まで以上に様々な方面から負荷をかけることができるようになった。

　ドームのジムは先週の「ブリヂストンオープン」を制した松村道央も天王洲時代から愛用。有明にもすでに何度も来場しており、優勝翌日には酸素カプセルに入って体力回復を図った。そんな毎週のように訪れる場所は松村のゴルフ人生を大きく変えた。

　「ドームのジムは5,6人くらいのトレーナーが常駐していて、行けばマンツーマンでトレーニングを見てくれる。僕は体幹が中心。毎週月曜日はジムに行く。酸素カプセルとかもあるのでコンディショニングにも役立ちますね。ドームさんにお世話になりだして4年目くらい。フィジカルが強くなったし、終盤戦に入ってもパフォーマンスが落ちなくなった」。

　また、今回の移転でトレーニング後にリラックスすることができるカフェも増大。他の競技の選手との“横のつながり”を拡張できるように図られている。その効果は大きく、松村は「他の競技の選手がいるとみんな意識高いので自分もと思ってトレーニングをする気持ちが出てくる。野球選手とかこの前のラグビーワールドカップにでていた山田選手とかとトレーニングをしていました。そういう面もふくめて自分に刺激を与えてくれる場所ですね」と環境の良さを賞賛している。

　更なる進化を遂げた株式会社ドーム。契約アスリートの今まで以上の活躍に注目だ。尚、現状トレーニング施設への一般ユーザーの入場は考えていないという。

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