10月27日(木)に開幕した世界選手権シリーズ「WGC-HSBCチャンピオンズ」。昨年のフェデックスカップ年間王者、ローリー・マキロイ（北アイルランド）がテーラーメイドの『M2ドライバー＆フェアウェイウッド』に変更したことが話題となったが、試合が始まってみると、ナイキ勢がこぞって“M”を実戦投入していた…!?

⇒ナイキがクラブ、ボール事業から撤退発表！一足先に移籍した大物も…

⇒ローリー・マキロイの優勝セッティング＆今後の方針は？

　ナイキは約3か月前の8月4日にボールおよびバックを含むエクイップメントビジネスから撤退し、アパレルとフットウエアビジネスへのフォーカスを高めると発表。マキロイら契約選手はアパレル＆フットウエア契約は継続するものの、今後のギア契約には注目が集まっているのは周知のとおり。

　2016-2017シーズンが始まったなかで、マキロイの『M2シリーズ』使用は当然驚きとなったが、ポール・ケーシー、ブルックス・ケプカも『M2ドライバー』を使っており、ロス・フィッシャー、ケビン・チャペルは『M1ドライバー』でプレーしている。

　“ナイキ×テーラーメイド”といえば、ナイキとアパレル＆フットウエア契約を結んだと報道されながら、テーラーメイドとの用具使用契約を更新したジェイソン・デイのよう。今大会では多くのナイキ勢が“ジェイソン・デイ化”していたことになる。

⇒テーラーメイドが世界ランク1位のジェイソン・デイがと契約更新

　ナイキが現契約選手をみすみす手放すことは考えにくいため、クラブメーカーはキャップなどを“差し替える”契約に至るのは困難な状況だが、デイの契約を許したテーラーメイドがナイキ勢の獲得レースで一歩リードしているのだろうか…？？