「富士通レディース」の初日、5アンダー首位タイと好スタートのささきしょうこ。ささきといえば、長年マルマンとクラブ契約を交わしていたが、今季からクラブ契約フリーとして戦っている。そして、最近の変化を聞くと、「葭葉さんに相談して、最近ドライバーをクレイジーに替えました」とのことで、飛距離も伸びているという。

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「クレイジーのこのドライバー（『CRAZY CRZ-435』）は顔が好きなんですよね。435ccと小さくて。ミヤテレの前の週だったと思いますが、近くのゴルフ5に行ってそこで売っていた中で一番小さいヘッドのタイトリストのドライバーを買ったのですが、それでも私には大きかった。そんな中でミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで葭葉ルミさんと一緒に回って。すごく顔が良いと思って葭葉さんに話したら“声かけてあげるよ”と言ってくださり、先週のスタンレーレディスから入れました」（ささきしょうこ）

葭葉ルミといえば、現在ドライビングディスタンス女王で、2位の川岸史香を5ヤードも上回る262.17ヤードを記録している。そして、元々クレイジーの直営店でアルバイトしていた経験から『CRAZY CRZ-435』を今季から使い、その飛距離に磨きをかけ、当たると300ヤード近く飛ぶこともある。そんな飛ばし屋かつ地クラブ女子の先輩に口利きしてもらったというのだ。

「最初は『スピーダー』を入れたかったのですが、クレイジーさんに“うちはシャフトメーカーだから（笑）”と言われたのでシャフトもクレイジーにしました。で、スタンレーレディスでできたので早速使ったけど初日はちょっと合わず、シャフトを0.25切ってもらって。そしたら大分よくなりました。このヘッドにしてから飛距離が伸びましたね。（スタンレーの2日目の計測ホールの8番では左の壁に当たったこともあったが295ヤードを記録）」（ささき）

デカヘッド嫌いのささきはたまたまこのヘッドに出会ったが、下川めぐみもクレイジーを使用しており、飛距離ナンバーワンの地クラブ女子の存在は、他の女子プロたちに少なからず影響を与えているようである。このプチクレイジーブーム、今後も加速しそうな気配が漂うが、飛距離アップ効果でささきの残り2日のプレーにも要注目だ。