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    春本番! 風に負けない打ち方 ドライバー&アイアン(講師・宮瀬博文)

    この季節にやってくる春の風。突然強く吹くこともあり、アマチュアにとっては厄介な風だ。そんな強い風が吹く中でもスコアを崩さないコツを伝授。ドライバーとアイアンにわけてアドバイスだ!

    配信日時:2017年3月31日 09時00分

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    目次 / index
    講師・宮瀬博文/1971年生まれ、千葉県出身。ツアー通算7勝。40歳を超え、新たなスイングの考え方が生まれたという
    講師・宮瀬博文/1971年生まれ、千葉県出身。ツアー通算7勝。40歳を超え、新たなスイングの考え方が生まれたという
    • ▲ティを飛ばさないつもりでフェースの下目にボールを当てる。この時に、手先でボールに当てようとせずに、しっかりボールの先で打つつもりでインパクトしよう。基本的に、ティアップを高くしてボールだけを打つつもりでスイングし、トップ目に当てれば低い球が打てる。反対に、ティアップを低くすると打ち込む動きになる可能性が大きくなり、スピン量が増えて吹き上がる。
    • ▲フォローは左ヒジをたたむように使って手元とクラブを体に引きつける。すると、コントロールが効いた低い球になる。反対に、左腕をピンと伸ばしていると上半身に力が入って、ヘッドが走らない
    • ▲軸の傾きが変わらないように体を回転させる。ただし、大きく左右に体を動かすと軸がブレやすいので注意しよう。さらに、球を打つ意識が強いと体が突っ込んでスピン量の多い吹き上がる球になりやすい。
    • ▲右ヒザの角度をキープしたままダウンスイングすると、入射角が安定する。さらに、右足股関節に体重を乗せたまま、インパクトすると上体が起き上がらずに振れるのがいい。やってはいけないのが、球を手先で打ちにいくこと。これでは手元が浮き上がりやすく、薄い当たりになるので注意しよう。
    • ▲右ヒザを内側にしぼり、上半身がムダに回転しない体勢をアドレスで作っておく。インパクトはその形に戻すだけでいい
    • ▲低い球を打つときはボール位置を右足寄りにして、少しロフトが立ちながら当たるようにする。また、右足寄りに置いたボールにセットするときは、フェースを少しかぶせるとターゲットに対してスクエアになる。実は、右足寄りに置いたボールにヘッドをそのまま合わせると開きやすくなり、これが右にミスする原因となる
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    フェースの下目で打てば低い球になる

     風の強い日は、風の影響を受けないように低い球筋で攻めたいですよね。ドライバーの場合、ティアップを低くして、低い球を打つ方法もありますが、ティアップを低くすると入射角が鋭角になりやすく、スピン量が増えて逆に吹き上がって風に弱い球になります。そこでティアップはあえて高くして、ティを飛ばさないつもりでスイングしましょう。ティアップを高くしても、鋭角に打ち込めば吹き上がってしまいますが、ティを飛ばさない意識を持つと、ヘッドを水平に動かせます。フェースの下目に水平に当たれば、打ち出しの低いライナーボールになります。

     低い球を打つときの注意ポイントは、手先でクラブを低く動かそうとしないことです。手先を使うとダウンで急激にヘッドが加速する原因になり、吹き上がってしまいます。体の回転を使って、風が強くてもゆったり振る意識を持つことが重要です。風の日はいつもよりゆっくり振るイメージを持ちましょう。

    ヘッドは鋭角に入れず地面と平行に動かす

    ▲ティを飛ばさないつもりでフェースの下目にボールを当てる。この時に、手先でボールに当てようとせずに、しっかりボールの先で打つつもりでインパクトしよう。基本的に、ティアップを高くしてボールだけを打つつもりでスイングし、トップ目に当てれば低い球が打てる。反対に、ティアップを低くすると打ち込む動きになる可能性が大きくなり、スピン量が増えて吹き上がる。

    ▲ティを飛ばさないつもりでフェースの下目にボールを当てる。この時に、手先でボールに当てようとせずに、しっかりボールの先で打つつもりでインパクトしよう。基本的に、ティアップを高くしてボールだけを打つつもりでスイングし、トップ目に当てれば低い球が打てる。反対に、ティアップを低くすると打ち込む動きになる可能性が大きくなり、スピン量が増えて吹き上がる。

     ティアップを高くしてティを飛ばさないように打つには、ヘッドをボールの真横から入れて水平に動かす必要があります。結果的にティは飛んでもかまいませんが、飛ばさない意識を持つだけでヘッドは水平に動いてくれます。最も避けたいのは低く打とうとして、上から打ち込む動きです。

    左ヒジをゆるめてフォローでたたむ

    ▲フォローは左ヒジをたたむように使って手元とクラブを体に引きつける。すると、コントロールが効いた低い球になる。反対に、左腕をピンと伸ばしていると上半身に力が入って、ヘッドが走らない

    ▲フォローは左ヒジをたたむように使って手元とクラブを体に引きつける。すると、コントロールが効いた低い球になる。反対に、左腕をピンと伸ばしていると上半身に力が入って、ヘッドが走らない

     アドレスで左ヒジをゆるめておきましょう。左ヒジが突っ張っていると、インパクトでヘッドが加速しません。フォローは低く長くヘッドを出すのではなく、やや左ヒジをたたんで手元を体の近くに引き寄せる。するとトップ目の球が打ちやすくなります。

    体の軸が左右に傾かないように回転する

    ▲軸の傾きが変わらないように体を回転させる。ただし、大きく左右に体を動かすと軸がブレやすいので注意しよう。さらに、球を打つ意識が強いと体が突っ込んでスピン量の多い吹き上がる球になりやすい。

    ▲軸の傾きが変わらないように体を回転させる。ただし、大きく左右に体を動かすと軸がブレやすいので注意しよう。さらに、球を打つ意識が強いと体が突っ込んでスピン量の多い吹き上がる球になりやすい。

     強くて低い球と打とうとすると、体が左右にブレやすくなります。軸が左右に移動しないように、その場で回ることが重要です。ドライバーの場合、体の軸が右に若干傾いたアドレスになります。その角度を保ったまま体を回転させる。頭や体が左に突っ込まないように注意しましょう。

    重心を落として右ヒザの角度をキープ

    ▲右ヒザの角度をキープしたままダウンスイングすると、入射角が安定する。さらに、右足股関節に体重を乗せたまま、インパクトすると上体が起き上がらずに振れるのがいい。やってはいけないのが、球を手先で打ちにいくこと。これでは手元が浮き上がりやすく、薄い当たりになるので注意しよう。

    ▲右ヒザの角度をキープしたままダウンスイングすると、入射角が安定する。さらに、右足股関節に体重を乗せたまま、インパクトすると上体が起き上がらずに振れるのがいい。やってはいけないのが、球を手先で打ちにいくこと。これでは手元が浮き上がりやすく、薄い当たりになるので注意しよう。

     低いボールを打つポイントは、インパクトで体が伸び上がらないようにすることです。インパクトでボールに当てようとするほど手元は浮きやすくなります。ダウンスイングで右ヒザが伸びないように意識しましょう。右足股関節に体重を乗せたまま、インパクトすると右ヒザは伸びにくくなります。
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