【第1回】ピッチショットのセットアップ
コースレッスン歴8年目、GEN-TENの看板コーチである井上範大コーチによるレッスンです。ショートゲームが苦手から得意に変わるように細かく解説をしていきます。
配信日時:2018年6月1日 03時00分
目次 / index
ビギナーでもアスリートゴルファーでも、18ホールのスコアに対するショートゲーム(100ヤード以内のショットやパッティング)の割合は50%前後になることがほとんどです。ゴルフの調子が良くても悪くても、スコアの半分を占めていることから、ショートゲームというのはゴルフの中でも重要なパートになりますね。
私はコースレッスンの経験を通して、アマチュアゴルファーにとってショートゲームの上達が好スコアにつながる場面を幾度となく目の当たりにしてきました。
そこで数回に渡って、アプローチショットがみなさんにとって苦手から得意に、そして得意な人はスコアメイクの武器になるように細かく解説していきたいと思います。
私はコースレッスンの経験を通して、アマチュアゴルファーにとってショートゲームの上達が好スコアにつながる場面を幾度となく目の当たりにしてきました。
そこで数回に渡って、アプローチショットがみなさんにとって苦手から得意に、そして得意な人はスコアメイクの武器になるように細かく解説していきたいと思います。
今回は「ピッチショットのセットアップ」についてです。セットアップで大切なのは“ボールポジション”“ボールとの距離”“重心位置”の3つです。これら3つに整合性があることが重要になります。
〈ボールポジション〉
ピッチショットの場合、ボールポジションはスタンスの真ん中もしくは真ん中よりもやや右足寄りにおくことが大切です。これはクラブがダウンスイングで降りてくる過程でボールにヒットさせるためです。ボールポジションを誤ると、手元も正しいポジションに置くことが出来なくなってしまうので気をつけていきましょう!
〈ボールポジション〉〜悪い例〜
ボールを左足に置きすぎてしまうとハンドレイトの構えになってしまいます。これではインパクト時にフェースが寝ている状態をつくってしまいます。
〈ボールポジション〉〜良い例〜
ボールを正しいポジションに置けるとハンドファーストの構えになります。これによりアドレスしたときのロフトの角度でヒットとさせることができます。
〈ボールとの距離〉
つま先とボールとの距離はシューズ約1足〜1.5足分程度でアドレスを取るように心がけてみてください。
〈ボールとの距離〉〜悪い例〜
つま先とボールとの距離がシューズ2足以上空いているアドレス。これではスイングがフラットになってしまい、ボールがイメージよりも高く上がってしまいます。
体とボールが近すぎることにより、バックスイングの始動がスムーズにいきません。また、フェースにボールを乗せることができなくなり、スピンがほとんどかからなくなってしまいます。
〈ボールとの距離〉〜良い例〜
〈重心位置〉
大きな体重移動はミスショットの原因になります。ターゲット方向寄りの足にきちんと重心を乗せた状態でアドレスしていくことが大切です。
〈重心位置〉〜悪い例〜
重心がやや右足にあるアドレスは、ボールが必要以上に高く上がったり、ダフリのミスの可能性が高くなります。
〈重心位置〉〜良い例〜
左足に重心が乗っているアドレス。
以上、ピッチショットの「ボールポジション」「ボールとの距離」「重心位置」についてお話しました。今一度アプローチでのセットアップを再確認して、ショートゲームの基礎を固めましょう!
次回は「ピッチショットの打ち方」についてレッスンしたいと思います。
次回は「ピッチショットの打ち方」についてレッスンしたいと思います。
プロフィール
井上範大(いのうえ のりひろ)
ジュニア時代からゴルフ競技に取り組む。ゴルフ留学中にトッププロコーチ「Ossie Moore氏」に師事し、先進のスポーツ理論に裏打ちされた再現性の高いゴルフ理論を学ぶ。コースレッスン歴8年目のGEN-TENの看板コーチ。
ジュニア時代からゴルフ競技に取り組む。ゴルフ留学中にトッププロコーチ「Ossie Moore氏」に師事し、先進のスポーツ理論に裏打ちされた再現性の高いゴルフ理論を学ぶ。コースレッスン歴8年目のGEN-TENの看板コーチ。