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【特別編】石川遼9位タイのウラで起きていた8打罰の珍事

【特別編】石川遼9位タイのウラで起きていた8打罰の珍事

世界各国で起こるさまざまなゴルフニュースの中から、編集部が厳選して紹介していきます。

配信日時:2017年9月21日 11時30分

残りの2戦、失格に気をつけたいベン・クレーン(撮影:GettyImages)

残りの2戦、失格に気をつけたいベン・クレーン(撮影:GettyImages)

ウェブドットコムツアー・ファイナルズ2戦目「アルバートソンズ・ボイジーオープン」(9月14〜17日)。石川遼が9位タイと好成績を残した大会のウラでは、ビックリするような珍事件が起きていた。

41歳、まあまあベテランのベン・クレーン(米国)は、今回のウェブドットコムツアーファイナルズが初出場。しかし、その2戦目初日、2ホール目で4打のペナルティを受けた。理由は練習で使用した転写シールをつけたドライバーを所持していたため(※1)。イン(10番)スタートのクレーンは11番でそのクラブに気づき、競技委員に申告し、すでに2ホール目だったため、1ホール2打、計4打の罰が科されたのだ。

ところが、これで終わりではなかった……。

14番を迎えたクレーンは、同じく転写シールがついた6番アイアンも所持していることを告白。ルール上のリミットである4打の罰がスコアに追加された(※2)。

初日に8打の罰を科されてモチベーションが保てたかどうかは定かではないが、2日目の朝、結局、ベン・クレーンには失格が言い渡された。理由はクレーンがウェブドットコムツアールール副会長のジム・ダンカン氏に、ドライバーを申し出た時点で6番アイアンの存在に気づいていた旨を伝えたため(※3)。

最終的に失格となったクレーンは「8打罰を受けたら頭がおかしくなっちゃうよ!」と言い訳しながらも、「でも、まだまだプレー中に学ぶことがある」とインタビューに答えている。

2戦目終了時点で、ポイントランキング10位のクレーン。ファイナルズ残り2戦は、まず失格にならないように頑張るのがポイントかも……。

by CHIE ANDO

※1(ゴルフ規則裁定集4-1/5より)
質問:クラブヘッドがまぶしく光るのを和らげるためや、損傷からクラブを保護するために、プレーヤーは絆創膏(ばんそうこう)やテープをクラブヘッドに貼ることができるか。
回答:クラブヘッドに貼られた絆創膏やテープは外部付属物とみなされ、そのクラブは不適合となる
※2(ゴルフ規則4-2bより)
ストロークプレー:違反があった各ホールに対し2打。ただし、1ラウンドにつき最高4打まで(違反のあった最初の2ホールに各2打の罰)
※3(ゴルフ規則4-2bより)
プレーヤーが持ち運んだ規則4-1または規則4-2に違反しているクラブについて、プレーヤーはその違反を発見次第、マッチプレーでは相手に、ストロークプレーではマーカーか同伴競技者にその不使用宣言をしなければならない。プレーヤーがそうしなかった場合は競技失格となる

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