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【WITB】“常識外”の「科学者」ブライソン・デシャンボー。勢いに乗って年間チャンピオンに上り詰めるか
【WITB】“常識外”の「科学者」ブライソン・デシャンボー。勢いに乗って年間チャンピオンに上り詰めるか
配信日時:2018年8月27日 10時27分
<ノーザン・トラスト 最終日◇26日◇リッジウッドCC(7385ヤード・パー71)>
出場選手は世界のトップだけ。米国男子ツアーのプレーオフシリーズ第1戦「ノーザン・トラスト」は、ブライソン・デシャンボー(米国)の2位に4打差の圧勝劇に終わった。24歳にして早くも米ツアー3勝目、フェデックスカップランキングは一気に1位へ浮上した。
⇒B・デシャンボーは天才科学者ではなく「2倍3倍の努力型!」【舩越園子コラム】
1つのプレーンで打ちたいがための、ワンレングスアイアン。超ハンドアップアドレスとアームローテーションを極力抑えたスイング。その独創的過ぎるプレースタイルと奇抜な行動が既存の常識に収まることはなく、米国メディアから「マッド・サイエンティスト」と揶揄されることもある。だが、男は周囲の雑音を結果で跳ね返した。
2018年8月、デシャンボーのTwitterにいくつかのトピックスが記録されている。「全米プロ」の練習日に行われたドライビングコンテストで1位に輝いた。試合には予選落ちを喫したものの、飛ばしに不利なはずの超ハンドアップ打法がそうではないことを証明。(デシャンボーはジャド・ライル一家に賞金を寄付)
その後、9日にはイギリスの高級車「ベントレー」とのアメリカでのパートナーシップ契約を発表。Twitterには同社の最高級ラグジュアリーSUV『ベンテイガ』(3000万円以上?)に飛行機から乗り込み、その良さを語る動画を投稿している。
その後、この「ノーザン・トラスト」の投稿を何度もしているデシャンボー。開催コースのリッジウッドCCと、自身のプレースタイルが合うと分析していたのか。月曜日にコブラ『F8+』ドライバーを『TPTシャフト』に差し替え、水曜日にはライ角などのスペックを最終調整。この新兵器で67.86%のFWキープ率をマーク、出場選手中1位のパーオン率につなげた。
プレーオフシリーズで勝つことは、棚ぼた的な意味あいに捉えられることも多いかもしれない。だが、デシャンボーはチャンピオンになってもおかしくない実績を今季自らの力で示してきた。平均スコア14位、バーディ率11位、平均飛距離25位、パーオン率31位は堂々たるツアートップクラスの成績。
この勝利で自信を深めたはずのデシャンボー。勢いか実力か、あと3戦の後にチャンピオンでいられるのか。自称「ゴルフの科学者」がチャンピオンに輝くならば、既存の常識外の多くが証明されることを意味する。
【ブライソン・デシャンボーの優勝ギア(WITB=Whats in the Bag)】
1W:コブラ KING F8+(8°TPTモデル14 MKP LT/45.5インチ)
3W:コブラ KING LTD(14.5°HZRDUS Black 85/X/43インチ)
5W:コブラ KING F8+(17.5°HZRDUS Black 85/X/41インチ)
4,5U:コブラ KINGワンレングスUTアイアン(DG X7/37.5インチ)
6I〜PW:コブラ KING Forged Tour ワンレングス(DG X7/37.5インチ)
A,SW:コブラ KINGウェッジ(50,55,60° DG X7/37.5インチ)
PT:SIK Cシリーズ
BALL:ブリヂストン TOUR B X
出場選手は世界のトップだけ。米国男子ツアーのプレーオフシリーズ第1戦「ノーザン・トラスト」は、ブライソン・デシャンボー(米国)の2位に4打差の圧勝劇に終わった。24歳にして早くも米ツアー3勝目、フェデックスカップランキングは一気に1位へ浮上した。
⇒B・デシャンボーは天才科学者ではなく「2倍3倍の努力型!」【舩越園子コラム】
1つのプレーンで打ちたいがための、ワンレングスアイアン。超ハンドアップアドレスとアームローテーションを極力抑えたスイング。その独創的過ぎるプレースタイルと奇抜な行動が既存の常識に収まることはなく、米国メディアから「マッド・サイエンティスト」と揶揄されることもある。だが、男は周囲の雑音を結果で跳ね返した。
2018年8月、デシャンボーのTwitterにいくつかのトピックスが記録されている。「全米プロ」の練習日に行われたドライビングコンテストで1位に輝いた。試合には予選落ちを喫したものの、飛ばしに不利なはずの超ハンドアップ打法がそうではないことを証明。(デシャンボーはジャド・ライル一家に賞金を寄付)
その後、9日にはイギリスの高級車「ベントレー」とのアメリカでのパートナーシップ契約を発表。Twitterには同社の最高級ラグジュアリーSUV『ベンテイガ』(3000万円以上?)に飛行機から乗り込み、その良さを語る動画を投稿している。
その後、この「ノーザン・トラスト」の投稿を何度もしているデシャンボー。開催コースのリッジウッドCCと、自身のプレースタイルが合うと分析していたのか。月曜日にコブラ『F8+』ドライバーを『TPTシャフト』に差し替え、水曜日にはライ角などのスペックを最終調整。この新兵器で67.86%のFWキープ率をマーク、出場選手中1位のパーオン率につなげた。
プレーオフシリーズで勝つことは、棚ぼた的な意味あいに捉えられることも多いかもしれない。だが、デシャンボーはチャンピオンになってもおかしくない実績を今季自らの力で示してきた。平均スコア14位、バーディ率11位、平均飛距離25位、パーオン率31位は堂々たるツアートップクラスの成績。
この勝利で自信を深めたはずのデシャンボー。勢いか実力か、あと3戦の後にチャンピオンでいられるのか。自称「ゴルフの科学者」がチャンピオンに輝くならば、既存の常識外の多くが証明されることを意味する。
【ブライソン・デシャンボーの優勝ギア(WITB=Whats in the Bag)】
1W:コブラ KING F8+(8°TPTモデル14 MKP LT/45.5インチ)
3W:コブラ KING LTD(14.5°HZRDUS Black 85/X/43インチ)
5W:コブラ KING F8+(17.5°HZRDUS Black 85/X/41インチ)
4,5U:コブラ KINGワンレングスUTアイアン(DG X7/37.5インチ)
6I〜PW:コブラ KING Forged Tour ワンレングス(DG X7/37.5インチ)
A,SW:コブラ KINGウェッジ(50,55,60° DG X7/37.5インチ)
PT:SIK Cシリーズ
BALL:ブリヂストン TOUR B X
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