＜ザ・CJカップ at ナイン・ブリッジス 最終日◇21日◇ナインブリッジ・韓国（7196ヤード・パー72）＞

米国男子ツアー2018-19シーズンの第3戦「ザ・CJカップ at ナイン・ブリッジス」最終日が終了。後続と4打差の首位から出た昨季メジャー2勝のブルックス・ケプカ（米国）が1イーグル・8バーディ・2ボギー「64」でラウンド。トータル21アンダーで2位に4打差をつけて今季初優勝、ツアー通算5勝目を果たし、自身初の世界ランク1位に浮上した。

⇒B・ケプカが今季初優勝で世界ランク1位浮上　松山英樹は18位で今季初戦終える

ケプカは1月の「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」で左手首を痛め、「誰かにナイフで刺されているようだ」という痛みの中で4日間を完走するも、最下位に終わっていた。その後はツアーから離れ、マスターズ出場を目指して治療を続けていた。

3月末の段階でようやくパッティングやアプローチ練習を開始、「ドクターたちは当初、左手首の状態は80％までに回復すると言っていたんだけど、残念ながら僕のコンディションはそこに到達していない。無理に出場して、ケガを長引かせることはしたくなかった」と語り「マスターズ」はスキップしたものの、4月末に復帰。

その後「全米オープン」「全米プロ」でメジャー2勝し、怪我で丸4ヶ月を棒に振りながらもPGAツアーの年間最優秀選手（プレーヤー・オブ・ザ・イヤー）に選ばれた。そして、今回の勝利で5月頭からの約半年弱でついに世界ランク1位を戴冠することになった。

「今年はすべてがうまくいっている。だから今は変えたいことは何もない。ただひたすら、よくなってきている。あるとすれば、パッティングを少し向上させることくらいかな。すごく興奮しているよ。誰も想像もつかないくらいにね。今はまた次の大会でプレーするのが楽しみで仕方ないんだ」（ブルックス・ケプカ）

言葉どおり、使用クラブも充実のセッティングは変わらず。この活躍が続く限り、クラブ契約フリーの立場に当分変更はなさそうだ。

【B・ケプカの優勝セッティング（WITB＝Whats in the Bag）】
1W：テーラーメイドM3（9.5°ディアマナD + 70TX）
3W：テーラーメイドM2ツアーHL（16.5°ディアマナD + 80TX）
3I：ナイキ Vapor Fly Pro（フジクラプロ95ツアースペックX）
4I〜PW：ミズノ JPX-900ツアー（DGツアーイシューX100）
A,SW：タイトリスト ボーケイSM7（52,56°、DG S400）
LW：タイトリスト ボーケイSM4 TVD（60°DGツアーイシューX100）
PT： スコッティ・キャメロン T10 Select Newport 2
ボール：タイトリスト Pro V1x