ナイキインクはクラブ、ボールおよびバックを含むエクイップメントビジネスから撤退する決断をしたと8月4日に発表。アパレルとフットウエアビジネスへのフォーカスを一層高め、一流アスリートへのサービスを行うことにより、ゴルフカテゴリーでのイノベーション推進の努力を加速させるという。

　ナイキブランド社長のトレバー・エドワース氏は「タイガー、ローリー、ミッシェル・ウィーらアスリートたちはゴルフに大きな活力をもたらしています。私たちがゴルフアパレルとフットウエアにおける確固たるリーダーの地位を築くため、彼らをはじめとする偉大なアスリートたちがビジネスにもたらしてくれる勢いをさらに加速させていく予定です。アスリートたちへの絶え間ないフォーカスがイノベーションを進め、世界中の熱心な消費者に刺激を与えていきます。」と公式コメントを発表している。

　ナイキゴルフの主要な契約選手はタイガー・ウッズ（米国）、ローリー・マキロイ（北アイルランド）のほか、2011年マスターズ覇者のシャール・シュワーツェル（南アフリカ）、女子ではミッシェル・ウィー（米国）、国内ツアーでは薗田峻輔に加えて、今季初優勝した2名の若手・時松隆光と葭葉ルミが契約している。

　今年6月末の『ISPSハンダグローバルカップ』に出場したシュワーツェルは、出場時はナイキゴルフ契約だったもの、現在は新興メーカーながら大物選手と続々と手中に収めているパーソンズ・エクストリーム・ゴルフ(PXG)へ移籍。“出来すぎた流れ”だけに、ナイキ契約プロの多くは、既に水面下で移籍先が決まっている可能性も…。

【パーソンズ・エクストリーム・ゴルフって??】
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