三菱ケミカルの最新モデル『ディアマナRF』試打レポート
三菱ケミカルの最新モデル『ディアマナRF』試打レポート
配信日時:2017年7月4日 07時51分
4日、都内練習場にて三菱ケミカルの新製品発表&試打会が行われた。USTマミヤに引き続き、こちらもシャフトに詳しい筒康博氏と同行、打ってきたので試打レポートをお届けしたい。
何度かツアーでの使用情報を報じてきたが、同社の正式なリリースによると、下記のようになっている。
⇒ツアーで見つけた旬ギアネタ【ディアマナの新作は女子プロも使用】
⇒ツアーで見つけた旬ギアネタ!【ディアマナ 新作を発見】
「2017年9月、三菱ケミカルは『Diamana RFシリーズ』を発売いたします。シリーズ中最もシャフトの走りと弾きを重視する“赤の伝統”そのままに、シャフト中間部分の剛性を高め、先端部との大きな剛性差をつけることで、インパクト時のスピード感あるシャフト挙動を演出。打出しの高さと、アスリートが求める程よいつかまりを実現しています。
適材適所の材料使いを行い、最適な補強効果を引き出しています。バット部に超高弾性DIALEADを使用して、プレイヤーの意図に敏感に応える操作性を確保。また、先端部を高強度炭素繊維MR70とボロン繊維を複合成型することで強化して、スイングパワーをロスすることなくボールに伝えます。飛びにこだわるアスリートが手にしてきた“走りの赤”が、更なる進化を遂げました」(同社)
まずは、『ディアマナRF』を打った筒氏のファーストインプレッションだ。
「『初代青マナ』が登場した時の衝撃を感じずにはいられません。今までの“赤”すなわちRシリーズとはちょっとフィーリングが異なりますね。まずトップからダウンスイングにかけて、対象プレーヤーが欲しがる“ちょうどいい間”が取りやすいです。それぞれのスペックのシャフトを使うスイングスピードに合う、やや幅のある抑えた手元の柔らかさは、【手元しなりとは異なる】滑らかでしなやかな【わずかな粘り】があります。
先端から中間の剛性がやや高めながら、大きな打ち出し角を作ってくれる挙動は新鮮です。結果として実際のシャフト重量よりも振り心地が軽く感じる不思議なフィーリング。ダウンスイングからインパクトまでが短く感じるのでボールへのアタックが思い通りになります。持ったときより振ったときに軽く感じて振り切れることで自分のスインングに自信が生まれますね。びっくりしました」(筒康博)
また、「ゴルフクラフトユーワールド」で工房を営む竹本直哉プロも『ディアマナRF』の印象をこう語る。
「最近の大手メーカーのヘッドって、どうも先調子のシャフトだとコントロールしづらいと感じるんですよ。ボク自身もそうだし、お客さんの反応を見ていると、いわゆる手元側が硬くて先がビュン!と走る昔ながらの先調子だと、出球が右に出てしまうというか安定しないけど、元調子系だと扱いやすい。
そこをうまく突いてきたのが『ディアマナRF』だと感じます。これまでの赤マナ系は、先調子でビュン!と走ってつかまるものでしたけど、今回は手元部分が柔らかくなって間が取りやすく、誰にでも扱いやすい。手元調子というわけではないんですが、この部分が最新ヘッドを扱いやすくしていると感じますね。何かに似ていると例えるならフジクラの『スピーダーエボリューション3』ですかね」(竹本直哉)
試打会ということで筆者も打たせてもらったが、これまでの赤マナの先調子系のシャフトとは思えないほど、左にいきづらかった。スピーディーに走る感覚がありつつも、左に巻く球が皆無で、非常に扱いやすいと感じた。それでいて、先調子系らしく高弾道の球が出やすくキャリーが伸びる印象だった。50g台は女子プロに非常に好まれるのではないだろうか。
また、同社広報の伊藤成就氏に話を聞くと、「『ディアマナRF』は弊社の若手女性開発者が手がけたモデルなんです」とのこと。女性ならではの細やかな視点が性能に活きているのだろうか。今後、試打会等々でぜひ体感してほしい。
何度かツアーでの使用情報を報じてきたが、同社の正式なリリースによると、下記のようになっている。
⇒ツアーで見つけた旬ギアネタ【ディアマナの新作は女子プロも使用】
⇒ツアーで見つけた旬ギアネタ!【ディアマナ 新作を発見】
「2017年9月、三菱ケミカルは『Diamana RFシリーズ』を発売いたします。シリーズ中最もシャフトの走りと弾きを重視する“赤の伝統”そのままに、シャフト中間部分の剛性を高め、先端部との大きな剛性差をつけることで、インパクト時のスピード感あるシャフト挙動を演出。打出しの高さと、アスリートが求める程よいつかまりを実現しています。
適材適所の材料使いを行い、最適な補強効果を引き出しています。バット部に超高弾性DIALEADを使用して、プレイヤーの意図に敏感に応える操作性を確保。また、先端部を高強度炭素繊維MR70とボロン繊維を複合成型することで強化して、スイングパワーをロスすることなくボールに伝えます。飛びにこだわるアスリートが手にしてきた“走りの赤”が、更なる進化を遂げました」(同社)
まずは、『ディアマナRF』を打った筒氏のファーストインプレッションだ。
「『初代青マナ』が登場した時の衝撃を感じずにはいられません。今までの“赤”すなわちRシリーズとはちょっとフィーリングが異なりますね。まずトップからダウンスイングにかけて、対象プレーヤーが欲しがる“ちょうどいい間”が取りやすいです。それぞれのスペックのシャフトを使うスイングスピードに合う、やや幅のある抑えた手元の柔らかさは、【手元しなりとは異なる】滑らかでしなやかな【わずかな粘り】があります。
先端から中間の剛性がやや高めながら、大きな打ち出し角を作ってくれる挙動は新鮮です。結果として実際のシャフト重量よりも振り心地が軽く感じる不思議なフィーリング。ダウンスイングからインパクトまでが短く感じるのでボールへのアタックが思い通りになります。持ったときより振ったときに軽く感じて振り切れることで自分のスインングに自信が生まれますね。びっくりしました」(筒康博)
また、「ゴルフクラフトユーワールド」で工房を営む竹本直哉プロも『ディアマナRF』の印象をこう語る。
「最近の大手メーカーのヘッドって、どうも先調子のシャフトだとコントロールしづらいと感じるんですよ。ボク自身もそうだし、お客さんの反応を見ていると、いわゆる手元側が硬くて先がビュン!と走る昔ながらの先調子だと、出球が右に出てしまうというか安定しないけど、元調子系だと扱いやすい。
そこをうまく突いてきたのが『ディアマナRF』だと感じます。これまでの赤マナ系は、先調子でビュン!と走ってつかまるものでしたけど、今回は手元部分が柔らかくなって間が取りやすく、誰にでも扱いやすい。手元調子というわけではないんですが、この部分が最新ヘッドを扱いやすくしていると感じますね。何かに似ていると例えるならフジクラの『スピーダーエボリューション3』ですかね」(竹本直哉)
試打会ということで筆者も打たせてもらったが、これまでの赤マナの先調子系のシャフトとは思えないほど、左にいきづらかった。スピーディーに走る感覚がありつつも、左に巻く球が皆無で、非常に扱いやすいと感じた。それでいて、先調子系らしく高弾道の球が出やすくキャリーが伸びる印象だった。50g台は女子プロに非常に好まれるのではないだろうか。
また、同社広報の伊藤成就氏に話を聞くと、「『ディアマナRF』は弊社の若手女性開発者が手がけたモデルなんです」とのこと。女性ならではの細やかな視点が性能に活きているのだろうか。今後、試打会等々でぜひ体感してほしい。