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    プロギア『RS E』、『RS RED』が追加。新たに追加された機種は誰向けか?

    プロギアが『RS』シリーズに、カンタンな『RS E』ドライバーと、『RS RED』シリーズを追加しました。4月12日から順次発売されるこれらのモデルがどんな仕様で誰向けか?を発表資料からマニアックに読み解きます!

    配信日時:2019年3月14日 21時27分

    • ギア

    筆者 「じゃあ『RS E』の方はどうですか?」

    『RS E』ドライバーは、『RS』と『RS F』にソールはそっくり。クラウンは少しグレーっぽいですね…

    『RS E』ドライバーは、『RS』と『RS F』にソールはそっくり。クラウンは少しグレーっぽいですね…

    P編 「えっ、『RS E』? まだドライバーがあるの? プロギアRS』シリーズだけで何個目よ?」

    筆者 「……。(だから、さっき説明したじゃん…)4個です、4個! ドロー設計の『RS』、フェード設計の『RS F』、軽量&長尺の『RS RED』、そこに追加された4つめ『RS E』がコレです(PCの画面を見せる)」

    P編 「なにこれ、『RS F』や『RS』にそっくりじゃん! ソールのデザインは全く同じに見えるけど?」

    筒 「長岡さん、『RS E』について、プロギアは何と言ってるんですか?」

    筆者 「はい、カンタン、イージーな『RS』が『RS E』だと言ってます。謳い文句的には【つかまる、上がる、ミスに強い。カンタンだから、もっと飛ぶ。】という感じ、『RS』や『RS F』に付いていた可変スリーブがなく、接着式ヘッドですね。

    そして、さっきお2人が驚いていた軸線深度ですが、なんと『RS RED』を越す27.5ミリで、重心角は34°もありますね。もう深重心ここに極まれり!って感じだから、球が上がらないスライサーとか、『RS』や『RS F』が手強いと感じていた人に向けて作ったっぽいですね〜」
    『RS E』は、なんと、軸線距離が27.5ミリ!

    『RS E』は、なんと、軸線距離が27.5ミリ!

    P編&筒 「!!! 27.5ミリ!?」

    P編 「やり過ぎというか、そこまで来たか、プロギアも……。ちなみに、ドロー設計の『RS』は軸線深度が23.5ミリで、これでもすごく大きな方なんだよ。フェード設計の『RS F』が19.5ミリで、これでも他社からすれば深い方だしね。なんという深重心設計だ……、振り切ってるなぁ〜」

    筒 「ここまで深いのは記憶にないです。でも、長岡さんみたいに吹け球野郎としては、苦手なモデルかもしれませんよね。重心が深くなると、フェース面上のスイートスポット位置が上がる傾向にもありますから…

    筆者 「え? でも、上下慣性モーメントも上がってますよ?」

    特に、【タテ】慣性モーメントが劇的に上がっています!

    特に、【タテ】慣性モーメントが劇的に上がっています!

    筆者 「え? でも、『RS E』の資料にはまだ続きがあって、RSシリーズ史上、最も大きな慣性モーメントで縦にも横にも、打点のズレに滅法強い。】と書いてありますよ? これ、すっげーポイントだと思うんですけど…。だって、前に上下(タテ)慣性モーメントについて議論したことありましたよね?」

    P編 「え、上下慣性モーメントが上がったって、どれくらい増えたの?」

    筆者 「ちなみに、『RS F』が3260g・cm2で、RS E』は3740g・cm2です。左右慣性モーメントは『RS』が4720 g・cm2で、『RS E』は4770g・cm2です」

    筒 「うわぁ〜、これだけタテ慣性モーメントが上がったとなると、確かにスピンでムダに吹け上がったりしづらいかも……。それに、数値的に見てこれだけタテ・ヨコの慣性モーメントが高ければ、相当ヘッドのブレに強いから、直進性もめちゃ上がるはず…」

    P編 「しかも、画像をよく見ると、RS RED』よりこっちの方がFPも大きそうだよ。とんでもなく上がりやすいんじゃないか? このスペックだと、高打ち出しにしかなりようがない気がする…。長岡、まさか、こっちも46インチか?」

    筆者 「いえ。『RS RED』は46インチでしたが、『RS E』は45.5インチで、SR相当のM-40で300gで、『RS RED』より31gも重くなってますから、まったく別のクラブですね」

    筒 「脳内試打でもヤバイので、打ちにいきましょう」

    純正シャフト『Speeder EVOLUTION for PRGR』は弾きがいいそう…

    純正シャフト『Speeder EVOLUTION for PRGR』は弾きがいいそう…

    筒 「長岡さん、やっぱりコレ、『RS』シリーズのギリギリ反発はそのままで、球が上がってつかまる、ドローがカンタンに打てるクラブですよ! 脳内試打したら、そういう結果しか出ないもん!」

    筆者 「………。(勝手に脳内試打するなって!)ボクもお2人と話していて、PING『G410 SFT』のライバルになるだろうなぁ〜って、想像しちゃいました」

    P編 「あぁ、もう! 忙しいのに打ちにいくしかないなぁ、コレ…。こんなに軸線深度が深いクラブなんて、他にないから気になってしょうがない! 長岡、時間作れ!」

    筆者 「村田さん、今まで数千個もヘッド計測してきたんですよね? ここまでの軸線深度のモデルって何個くらいあるんです?」

    P編 「ん? そこ聞くか? 初代『UD+2』か、PING、それからプロギアの『TUNE』くらいかなぁ…。確実に5個以内ということだけは断言できる。しかも、ギリギリ反発だと謳っているヘッドでこんなに深いものは皆無に等しい。だから、打たなきゃ気が済まない!!!

    筆者 「分かりましたよ、次回、テストしましょう」

    Text/Mikiro Nagaoka

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