発表前シャフト、禁断のインプレ。『スピエボ4』『ツアーAD IZ』『ディアマナRF』『アッタスCoool』6Sの印象
高額なゴルフクラブ、購入ミスだけは避けたいもの。だからこそ、今まさに買おうとしているそこのアナタ、ちょっと待って! ALBA.netギア担当が知り得た特ネタを中心に、超マニアックでDEEPな耳寄り情報をお届け。購入する前にちょっと見て、絶対に損はさせません!
配信日時:2017年7月24日 00時00分
あれ? 意外にやさしい『ツアーAD IZ』。これは合う人多そうだなぁ
次に、まだどこにもインプレが出ていない、グラファイトデザインの『ツアーAD IZ』。先日からPING契約プロの塚田好宣、永野竜太郎によるぷちインプレは既報だが、アマレポはこれが初になるかと思う。ツアー担当者は「元調子系で先の硬い『DI』と、素直なしなりで誰にでも合う『PT』の間の子」と語っているようだが、筆者はかなり『PT』寄りではないかと感じた。
⇒ツアーで見つけた旬ギアネタ!【ツアーAD 新作を発見】
いい意味で『スピエボ4』と対称的。しなり戻りがすごく穏やかな粘り系のフィーリングなのだ。手元の硬さが緩やかなのは『DI』に近いものを感じるが、センターから先の動きはクセがなく、「叩く」というよりは「オートマ感」を強く感じた。走りすぎないけど、つかまらないわけでもなく、扱いやすいスピード感で暴れない。世のゴルファーの大半がスインガータイプだと思うが、こういう人に実にマッチしやすく、どんなヘッドにも合うタイプのシャフトだと感じる。
かといって、「叩けないのか?」というと、そういうわけでもない。しっかり叩くと、こちらは『スピエボ4』よりつかまりがよく、スピン量も入りやすくハイドローで大玉になった。何も考えずにスインガータイプで軽めに振ると、中・高弾道ストレートドローでキャリーを出しやすい平均飛距離の上がるタイプのシャフトだと思う。調子が悪くても救ってくれる、懐の広さを感じる。4本の中で、“絶対にハズレのない”カスタムシャフトはコレだと思う。
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いい意味で『スピエボ4』と対称的。しなり戻りがすごく穏やかな粘り系のフィーリングなのだ。手元の硬さが緩やかなのは『DI』に近いものを感じるが、センターから先の動きはクセがなく、「叩く」というよりは「オートマ感」を強く感じた。走りすぎないけど、つかまらないわけでもなく、扱いやすいスピード感で暴れない。世のゴルファーの大半がスインガータイプだと思うが、こういう人に実にマッチしやすく、どんなヘッドにも合うタイプのシャフトだと感じる。
かといって、「叩けないのか?」というと、そういうわけでもない。しっかり叩くと、こちらは『スピエボ4』よりつかまりがよく、スピン量も入りやすくハイドローで大玉になった。何も考えずにスインガータイプで軽めに振ると、中・高弾道ストレートドローでキャリーを出しやすい平均飛距離の上がるタイプのシャフトだと思う。調子が悪くても救ってくれる、懐の広さを感じる。4本の中で、“絶対にハズレのない”カスタムシャフトはコレだと思う。
復元のスピード感は『スピエボ4』並かそれ以上で、ほどよいつかまりの『ディアマナRF』
こちらは試打インプレの記事を既に出しているのだが、改めて違うヘッドで打ち比べてもその印象はまったく変わらなかった。三菱ケミカルの『ディアマナRF』は、大ヒットしたフジクラ『スピエボ3』にフィーリングが近く、ややパリッとしたコシがあり、高打ち出しのストレートドローが打ちやすかった。ちなみに、重心距離が長くて重い鈍感なヘッドだと、このシャフトの良さを損なうのでは?とも感じる。
筆者の過去の経験では、先調子系の“赤マナ”のシリーズは左に巻いてしまうことが多かった。ある意味、ヒッターとの相性は良くなくて、インパクトで叩きたいのに先端が走ってしまうため、トゥマッチで左に巻くのは当然だと思う。ところが、赤マナ系の後継であるはずの『ディアマナRF』は、その巻き球が出ない不思議なフィーリング。復元はスピーディで走り感も満載だが、先端がしっかりなのか、左OBが消せる。かといって、つかまらないわけでもないという……。
『ディアマナRF』はコスメの印象もあるかもしれないが、素材感がよくて、非常に高価な素材を使っている印象を受ける。この辺りは表現が難しいのだが、復元の速さというか、反応の良さからもそういった印象を筆者は感じてしまうのである。素材感の悪いコストのかかっていないシャフト(海外製の純正シャフトに多い)だと、軽いスペックは特に反応の悪いものになりがちだから。(巻き数を増やして重いスペックだと、素材感が悪くても剛性感が出せる。現エースの『クロカゲシルバーTiNi60』がそんな感じで復元が弱い……)
⇒ツアーで見つけた旬ギアネタ【ディアマナの新作は女子プロも使用】
⇒三菱ケミカルの最新モデル『ディアマナRF』試打レポート
筆者の過去の経験では、先調子系の“赤マナ”のシリーズは左に巻いてしまうことが多かった。ある意味、ヒッターとの相性は良くなくて、インパクトで叩きたいのに先端が走ってしまうため、トゥマッチで左に巻くのは当然だと思う。ところが、赤マナ系の後継であるはずの『ディアマナRF』は、その巻き球が出ない不思議なフィーリング。復元はスピーディで走り感も満載だが、先端がしっかりなのか、左OBが消せる。かといって、つかまらないわけでもないという……。
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