【グラフェン】はヤバいのか?キャロウェイ新『クロム ソフト』のプロ&アマ試打レポ
キャロウェイの『クロム ソフト』ボール、早くも3代目が今季の女子ツアー開幕戦でデビューです。今回からゴルフ業界初となる新素材【グラフェン】を採用した新『クロム ソフト』と『クロム ソフト X』。その性能はいかほどか?契約プロとアマチュアの超マニアック試打レポをご覧ください。ちょっと長いですが…(汗)
配信日時:2018年3月1日 02時44分
「どの領域でも安定感。ショートゲームもいい」(深堀圭一郎)
R石井 「亜斗夢くん、ありがとう。最後はこの人、深堀圭一郎プロです。彼とは20年近い付き合いで、キャロウェイに入ると決まった時に、また圭ちゃんと一緒にやれると楽しみだったんですよ。圭ちゃん、ここ5年くらいでキャロウェイのボールはどうでしょう?」
深堀圭一郎 「ロックさんとは古い付き合いですよね。ええ、キャロウェイのボールは確実に進化していますよ。ここはいいけど、ここは…というのを繰り返してバランスを取ってきた印象ですけど、最近のシリーズは落ち着いてきた。どの領域でも安定感があります」
R石井 「圭ちゃんは、非常に手先の感覚が敏感で、鋭い感性の持ち主なんです。だから、誤魔化しがきかない」
深堀圭一郎 「まぁ、ボクの世代はそういうタイプですからね。ボールに関しては、くっつき過ぎずというフィーリングが好き。糸巻きボール時代の感覚が染み付いているので。くっつき過ぎるとスピンがかかって、ボールが曲がるんじゃないかって感じる。糸巻きから2ピースで飛ぶって感覚があって、そこの感覚に慣れる作業が昔は大変でしたね」
R石井 「そうだね、圭ちゃんの世代は本当に苦労したと思う」
深堀圭一郎 「ボクは(ケガをしているので)新『クロム ソフト』はショートゲームで試しましたが、すごく良かったです。ロックさんが来たことで、心のモヤモヤだったり、疑問に答えが返ってくるので嬉しい。日本のスタッフプレーヤーにとっては非常に心強いですよ。他社(BS、ナイキ)のボールの良さがわかっていて、その上でキャロウェイのボールの良さがなにか、データだったり科学的なことも知りたくなるので、また一緒にやれるのがこれから楽しみです」
R石井 「ありがとう。では、これで契約プロのデモンストレーションを終えたいと思います。プロの皆さん、ご協力ありがとう」
深堀圭一郎 「ロックさんとは古い付き合いですよね。ええ、キャロウェイのボールは確実に進化していますよ。ここはいいけど、ここは…というのを繰り返してバランスを取ってきた印象ですけど、最近のシリーズは落ち着いてきた。どの領域でも安定感があります」
R石井 「圭ちゃんは、非常に手先の感覚が敏感で、鋭い感性の持ち主なんです。だから、誤魔化しがきかない」
深堀圭一郎 「まぁ、ボクの世代はそういうタイプですからね。ボールに関しては、くっつき過ぎずというフィーリングが好き。糸巻きボール時代の感覚が染み付いているので。くっつき過ぎるとスピンがかかって、ボールが曲がるんじゃないかって感じる。糸巻きから2ピースで飛ぶって感覚があって、そこの感覚に慣れる作業が昔は大変でしたね」
R石井 「そうだね、圭ちゃんの世代は本当に苦労したと思う」
深堀圭一郎 「ボクは(ケガをしているので)新『クロム ソフト』はショートゲームで試しましたが、すごく良かったです。ロックさんが来たことで、心のモヤモヤだったり、疑問に答えが返ってくるので嬉しい。日本のスタッフプレーヤーにとっては非常に心強いですよ。他社(BS、ナイキ)のボールの良さがわかっていて、その上でキャロウェイのボールの良さがなにか、データだったり科学的なことも知りたくなるので、また一緒にやれるのがこれから楽しみです」
R石井 「ありがとう。では、これで契約プロのデモンストレーションを終えたいと思います。プロの皆さん、ご協力ありがとう」
「契約プロたちが本音で語っていたことに、打ったら気づいた」(田辺&筆者)
筆者 「田辺、契約プロとロックさんのやり取りを聞いていてどう思った?ロックさんって、エンジニアだからけっこうガチな応酬をしていたと思うんだけど、あくまでキャロウェイのイベントだし、契約プロたちだから普通はおべっかを使うだろうし、こちらとしてもそこを疑わざるを得ないんだけど…」
ALBA本誌・田辺 「そうですね。普通のメーカーイベントなら、そう捉えるのもムリはないと思いますよ。でも、あのイベントの翌日にフェニックスカントリークラブで18ホール回ったじゃないですか。その後だから言えるんですけど、このイベントで契約プロが語っていたことが相当ガチだったことに気付きました。長岡さんは?」
筆者 「いや、オレも同感。特に、重永亜斗夢プロが言ってたドライバーの飛距離や初速感は本当だと思ったね。【グラフェン】が入ったせいなのか、コアが大径化したせいなのか、はたまた『ローグ』シリーズの2本の柱のせいなのか…。とにかく、初速感がすごかったし、実際に距離も出てたから何も言えないんだよね…」
田辺 「ですね。当日自分のクラブで打っていればもっと正確に言えたんですが、なにしろ『ローグ スター』や『ローグ サブゼロ』でぶっ放していますから…。はたしてクラブの効果なのか、新『クロム ソフト』や新『クロム ソフト X』の効果なのかどうか。ドライバー以外についてはどう思いました?」
筆者 「いや、これもまた難しいんだけど、結論から言えばビタ止まりだよ。特に新『クロム ソフト』のスピン性能が前作よりも格段に上がったと感じたね。オレの場合、元々コアがソフトなボールって、あんまりスピンが利かない印象があったんだけど、ビタビタ止められた。でも…、これも『MD4 ウェッジ』で打っているから、そこがなぁ…。ウェッジのマイクロフィーチャーがスピンをかけたかもしれないでしょ?」
田辺 「そうなんだよなぁ…。でも、全般に前作と比べたら性能が良くなっているのは間違いないと思いますよ。去年も『GBB エピック スター』と前作の『クロム ソフト』と『クロム ソフト X』で打っているでしょう?長岡さん」
ALBA本誌・田辺 「そうですね。普通のメーカーイベントなら、そう捉えるのもムリはないと思いますよ。でも、あのイベントの翌日にフェニックスカントリークラブで18ホール回ったじゃないですか。その後だから言えるんですけど、このイベントで契約プロが語っていたことが相当ガチだったことに気付きました。長岡さんは?」
筆者 「いや、オレも同感。特に、重永亜斗夢プロが言ってたドライバーの飛距離や初速感は本当だと思ったね。【グラフェン】が入ったせいなのか、コアが大径化したせいなのか、はたまた『ローグ』シリーズの2本の柱のせいなのか…。とにかく、初速感がすごかったし、実際に距離も出てたから何も言えないんだよね…」
田辺 「ですね。当日自分のクラブで打っていればもっと正確に言えたんですが、なにしろ『ローグ スター』や『ローグ サブゼロ』でぶっ放していますから…。はたしてクラブの効果なのか、新『クロム ソフト』や新『クロム ソフト X』の効果なのかどうか。ドライバー以外についてはどう思いました?」
筆者 「いや、これもまた難しいんだけど、結論から言えばビタ止まりだよ。特に新『クロム ソフト』のスピン性能が前作よりも格段に上がったと感じたね。オレの場合、元々コアがソフトなボールって、あんまりスピンが利かない印象があったんだけど、ビタビタ止められた。でも…、これも『MD4 ウェッジ』で打っているから、そこがなぁ…。ウェッジのマイクロフィーチャーがスピンをかけたかもしれないでしょ?」
田辺 「そうなんだよなぁ…。でも、全般に前作と比べたら性能が良くなっているのは間違いないと思いますよ。去年も『GBB エピック スター』と前作の『クロム ソフト』と『クロム ソフト X』で打っているでしょう?長岡さん」
「エピックとローグを購入した人は使わないと損」(筆者)
筆者 「そうだね。前作と比べると、【グラフェン】が入ったことで初速アップもあるんだけど、特に新『クロム ソフト X』は打感の重さとコントロール性が上がったと感じた。『GBB エピック』シリーズにしろ、『ローグ』シリーズにしろ、2本の柱で弾きが強いフェースだからこそ、重めでコントロール性のいいボールというのは相性バッチリだと個人的には感じるね」
田辺 「それは確かに言えてますね。誰が使うべきか?という議論で締めましょうか」
筆者 「そうだね。今回の試打では『ローグ』シリーズのクラブで打ったから新しい『クロム ソフト』と『クロム ソフト X』単体の評価が難しい。でも、裏返すと、使うべき人がハッキリと断言できるよ。ヘッドスピードが女子プロに近い人は新『クロム ソフト』、男子プロゾーンは新『クロム ソフト X』。いずれも、『GBB エピック』シリーズ、『ローグ』シリーズを購入した人すべてが【グラフェン】の入った新しいボールを使うべきだと思う。2本の柱と確実に相乗効果を出せると感じるから」
田辺 「異論ナシです!」
Text/Mikiro Nagaoka
田辺 「それは確かに言えてますね。誰が使うべきか?という議論で締めましょうか」
筆者 「そうだね。今回の試打では『ローグ』シリーズのクラブで打ったから新しい『クロム ソフト』と『クロム ソフト X』単体の評価が難しい。でも、裏返すと、使うべき人がハッキリと断言できるよ。ヘッドスピードが女子プロに近い人は新『クロム ソフト』、男子プロゾーンは新『クロム ソフト X』。いずれも、『GBB エピック』シリーズ、『ローグ』シリーズを購入した人すべてが【グラフェン】の入った新しいボールを使うべきだと思う。2本の柱と確実に相乗効果を出せると感じるから」
田辺 「異論ナシです!」
Text/Mikiro Nagaoka