究極の【自己分析ツール】、ガーミン『S60』&『CT10』でスコアが……。
アメリカ最先端の事情通・ゴルフスイングコンサルタントの吉田洋一郎は「データの自己分析で競技レベルが上がる」と言う。でも、それってプロだけの話じゃないの???究極の【自己分析ツール】をデジ機器音痴の筆者がテストすると…
配信日時:2018年10月3日 10時30分
「雨なのでしょうがない…。前半は白ティから45でした…」(筆者)
筆者 「この天気だからしょうがないですよね。(吉田さんもアドバイスしてくれないし…)前半ハーフは、白ティから45でした…。吉田さん、ボクのゴルフをどう見ましたか?」
吉田 「もったいないの言葉に尽きます。前半ハーフは、ドライバーでミスした大叩きもありましたが、すごくプレー傾向がよく分かりました。ミスの原因は明らかですし、それを長岡さんに言いたいのに言えないので、すごくストレスが溜まりましたね…。というか、『アプローチS60』と『CT10』をこの1ヶ月で使ってきた傾向どおりの結果だったのでは? 昼食の間にアプリの統計データを見せてください」
筆者 「はい、これです。でも、コースも天候もボクの調子自体がそもそも今日と違うんだから、他の日のラウンドデータなんて見返しても意味ないでしょう?」
吉田 「もったいないの言葉に尽きます。前半ハーフは、ドライバーでミスした大叩きもありましたが、すごくプレー傾向がよく分かりました。ミスの原因は明らかですし、それを長岡さんに言いたいのに言えないので、すごくストレスが溜まりましたね…。というか、『アプローチS60』と『CT10』をこの1ヶ月で使ってきた傾向どおりの結果だったのでは? 昼食の間にアプリの統計データを見せてください」
筆者 「はい、これです。でも、コースも天候もボクの調子自体がそもそも今日と違うんだから、他の日のラウンドデータなんて見返しても意味ないでしょう?」
吉田 「(無視して)なるほど。統計データを見ると、この一ヶ月の間では、ドライバーは左右に曲がり、距離も出てないですね…。一発だけ305ヤードと飛んでいるデータがありますが、平均飛距離をしっかり把握する必要があります。
あと、アイアンショットはパーオン率29%ですか…。手前に外すのが33%で、右が17%なのに対して、左と奥が3%ずつ。これははっきりと傾向が出ていますし、さっきのハーフもまったく同じでしたけど? こんなに使えるデータを見返さないとは、もったいない以外の何でしょう?」
筆者 「え? 確かに前半ハーフでアイアンは手間にショートや右に外してましたけど、雨のせいだと思うんですよね。飛ばなくなるし、フェースが水滴で滑るからでしょう?」
吉田 「いえいえ、長岡さん、悪いスコアやミスを雨のせいにするの、やめませんか? このアプリに残っているデータは、さっきのハーフのものではないので、天候のせいじゃないです。はっきりと、長岡さんの普段の【ミスの傾向】だと断言できます」
筆者 「ぐっ……。(雨のせいにさせてよ…)」
あと、アイアンショットはパーオン率29%ですか…。手前に外すのが33%で、右が17%なのに対して、左と奥が3%ずつ。これははっきりと傾向が出ていますし、さっきのハーフもまったく同じでしたけど? こんなに使えるデータを見返さないとは、もったいない以外の何でしょう?」
筆者 「え? 確かに前半ハーフでアイアンは手間にショートや右に外してましたけど、雨のせいだと思うんですよね。飛ばなくなるし、フェースが水滴で滑るからでしょう?」
吉田 「いえいえ、長岡さん、悪いスコアやミスを雨のせいにするの、やめませんか? このアプリに残っているデータは、さっきのハーフのものではないので、天候のせいじゃないです。はっきりと、長岡さんの普段の【ミスの傾向】だと断言できます」
筆者 「ぐっ……。(雨のせいにさせてよ…)」
吉田 「これから回る後半ハーフは、前半と同じアウトを『アプローチS60』と『CT10』を付けて回ります。雨はさらにひどくなりそうですが、一度回ったコースというアドバンテージもありますし、いまアイアンだけでなく、ドライバー、アイアン、アプローチ、パターと自分の傾向を見たはずなので、それを活かしてみてください。絶対に有利なはずだし、雨は言い訳になりませんよ!」
筆者 「………。(プレッシャーだなぁ…、雨ゴルフは大の苦手だってば…)」
------- 昼食を終え、後半のデジ機器ハーフへ --------
筆者 「………。(プレッシャーだなぁ…、雨ゴルフは大の苦手だってば…)」
------- 昼食を終え、後半のデジ機器ハーフへ --------
「こんなに飛ばないとは…。もうリキむ意味がないじゃん!」(筆者)
吉田 「さぁ、後半のスタートです。午前中に大たたきしたホールですが、どんなプランで行きますか?」
筆者 「えぇっと、今『アプローチS60』と『CT10』を付けたじゃないですか。それで、ティグラウンドで自分のドライバーの平均飛距離が258ヤードと表示されてるんですね。ボク、マン振り野郎で振るとヘッドスピード50m/sくらい出るので、朝イチは吉田さんを驚かそうとして振ったらど右にミスしたんですよ…。(大トラブルでスコアは8だった……泣)
だから、その二の舞だけは避けたいし、平均飛距離が258ヤードしか飛ばないと傾向が出てるので、リキんで振ること自体に意味がないなと。(本当は飛ばないことにショックで悲しい…)というか、吉田さんが飛ばし屋なせいで、意識してリキんでミスばっかりしてるんですからね!ほんと、困るなぁ〜〜、今日は調子が出ないや……」
筆者 「えぇっと、今『アプローチS60』と『CT10』を付けたじゃないですか。それで、ティグラウンドで自分のドライバーの平均飛距離が258ヤードと表示されてるんですね。ボク、マン振り野郎で振るとヘッドスピード50m/sくらい出るので、朝イチは吉田さんを驚かそうとして振ったらど右にミスしたんですよ…。(大トラブルでスコアは8だった……泣)
だから、その二の舞だけは避けたいし、平均飛距離が258ヤードしか飛ばないと傾向が出てるので、リキんで振ること自体に意味がないなと。(本当は飛ばないことにショックで悲しい…)というか、吉田さんが飛ばし屋なせいで、意識してリキんでミスばっかりしてるんですからね!ほんと、困るなぁ〜〜、今日は調子が出ないや……」
吉田 「ミスを人のせいにしないでくださいよ。(ゴルファーの風上にも置けない人だなぁ…)でも、リキむことに意味がないと気づけたのは、『アプローチS60』と『CT10』のお陰じゃないですか。では、スタートしましょう」
------- カンッ!(リキまず打つとFWど真ん中) -------
筆者 「……。(あぁ、飛ばないなぁ…。大雨になってきたし、吉田さんに40ヤード以上は置いていかれるし、まったく楽しくない……)えぇい、チクショー、どりゃあああ!」
------ ズシャッ!(2打目をダフリ&フック…) -------
吉田 「あれ? 長岡さん、今のショットはどういう意図ですか? 前半ハーフにもなかったダフリ方ですね…、せっかくティショットでリキみが取れたと思って見ていたのに…」
------- カンッ!(リキまず打つとFWど真ん中) -------
筆者 「……。(あぁ、飛ばないなぁ…。大雨になってきたし、吉田さんに40ヤード以上は置いていかれるし、まったく楽しくない……)えぇい、チクショー、どりゃあああ!」
------ ズシャッ!(2打目をダフリ&フック…) -------
吉田 「あれ? 長岡さん、今のショットはどういう意図ですか? 前半ハーフにもなかったダフリ方ですね…、せっかくティショットでリキみが取れたと思って見ていたのに…」
筆者 「……。(いかん、雑念でミスが…)そっか、結局リキむと全部ミスするのか…。今のはご愛嬌です。えぇっと、残り61ヤードと表示されてるなぁ。ロングだし、ここは52°でリキまず打とうっと…」
---------- カシュッ!(ピン奥5mにオン) ------------
吉田 「今のは滑らかにいい感じで打てましたね。バーディチャンスじゃないですか」
---------- 1パットでバーディスタート! ------------
吉田 「ちょっと、前半は確か8でしたよね? バーディスタートとは、既に4打も縮めましたよ? まだ1ホール目ですけど……」
筆者 「いや、たまたまです…。(よっしゃー!)」
---------- カシュッ!(ピン奥5mにオン) ------------
吉田 「今のは滑らかにいい感じで打てましたね。バーディチャンスじゃないですか」
---------- 1パットでバーディスタート! ------------
吉田 「ちょっと、前半は確か8でしたよね? バーディスタートとは、既に4打も縮めましたよ? まだ1ホール目ですけど……」
筆者 「いや、たまたまです…。(よっしゃー!)」
「前半わざとミスしてたでしょ」(吉田)
吉田 「2番ホールはピンまで122ヤードのショートホールですね。前半ハーフのときは左に引っかけたけど、奇跡的なロングパットを一発で決めてパーでしたよね? 長岡さん、プランは?」
筆者 「前半は、いまいちコースのヤーデージを信用しきれなくて、ちょっと強めに打って引っ張ったんですよ。今GPSのおかげで正確な距離が確認できますし、『CT10』でボクのPWの平均飛距離が120ヤードと表示されてて安心です。普通にPWで打つだけなんですが、若干のアゲンストで、雨が強まったのでPWで届くか不安です…。それに、さっきのホールで気づいちゃったんですが、脱力して打つとすごい方向性がいいんですよ。でも、届くかなぁと…」
吉田 「アドバイスはしません! さっきも言いましたが、テストにならなくなるでしょ? 自分のプランどおりにやってください」
筆者 「………。(ケチ! じゃあ、プランを聞かなきゃいいじゃん! とりあえず脱力してPWで打ってみるか…)」
吉田 「アドバイスはしません! さっきも言いましたが、テストにならなくなるでしょ? 自分のプランどおりにやってください」
筆者 「………。(ケチ! じゃあ、プランを聞かなきゃいいじゃん! とりあえず脱力してPWで打ってみるか…)」
--------- カッ!(手前にオン) ------------
筆者 「!!!!!(へぇ〜、普段の6割の力感で振ってるからショートすると思ったら、115ヤードは飛ぶんだ…)」
--------- 10mからまさかの連続バーディ! ----------
吉田 「うぉ〜〜、パター上手いですよね、長岡さん。どうなってるんですか!」
筆者 「!!!!!(へぇ〜、普段の6割の力感で振ってるからショートすると思ったら、115ヤードは飛ぶんだ…)」
--------- 10mからまさかの連続バーディ! ----------
吉田 「うぉ〜〜、パター上手いですよね、長岡さん。どうなってるんですか!」
筆者 「(ニヤッ)吉田さん、さっき昼食のときに統計データを見ながら、【3メートルを越えたら、パットは全部距離を合わせに行った方がいい】とつぶやいてたじゃないですか。さっきのバーディも、今回のバーディも、そのことだけを意識してたんですよ。
よくよく考えれば、ボク、パーオンしたときほど3パットが多いことを思い出しまして…。で、さっき統計データを見ると、ミドルパット(3〜6m)のデータが異常に悪くて、それって全部バーディを狙いに強く打ってオーバーしてたからだと気づいたんですよね〜」
吉田 「つぶやくんじゃなかったなぁ…、アドバイスしちゃったことになるじゃないですか…。っていうか長岡さん、前半ハーフでわざとミスしてたでしょ、なんか後半は別人ですよ?(ヤバイ、このままいくと負けるかも…)」
筆者 「そんなわけないでしょ!実は、昼食時にアプリの統計データを見て、パット以外にもショットであることに気づいて、修正してるんですよ」
吉田 「えっ、さっきボク、無意識にショットに関しても何かアドバイスしちゃってましたっけ???」
よくよく考えれば、ボク、パーオンしたときほど3パットが多いことを思い出しまして…。で、さっき統計データを見ると、ミドルパット(3〜6m)のデータが異常に悪くて、それって全部バーディを狙いに強く打ってオーバーしてたからだと気づいたんですよね〜」
吉田 「つぶやくんじゃなかったなぁ…、アドバイスしちゃったことになるじゃないですか…。っていうか長岡さん、前半ハーフでわざとミスしてたでしょ、なんか後半は別人ですよ?(ヤバイ、このままいくと負けるかも…)」
筆者 「そんなわけないでしょ!実は、昼食時にアプリの統計データを見て、パット以外にもショットであることに気づいて、修正してるんですよ」
吉田 「えっ、さっきボク、無意識にショットに関しても何かアドバイスしちゃってましたっけ???」