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    ラーム優勝、ミケルソン2位。「マスターズ」の注目ギアに『パラダイム』より上がある!?

    キャロウェイ契約プロたちが大活躍した今年のマスターズ。が、注目は『パラダイム』だけじゃない!?

    配信日時:2023年4月13日 09時17分

    • ギア
    ジョン・ラームの今年4勝目は、メジャー初戦「マスターズ」。世界一も奪還しました!(GettImages)
    ジョン・ラームの今年4勝目は、メジャー初戦「マスターズ」。世界一も奪還しました!(GettImages)
    • カットフェードを打ちやすく調整した『パラダイム◆◆◆』と、『クロム ソフト X』の組み合わせがラームの意のままのショットを生み出す
    • ザンダー・シャウフェレもラームと同じ『パラダイム◆◆◆』ですが、カチャカチャのポジションが異なります
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    キャロウェイから「マスターズ」に関するツアーレポートが届いた。
     
    「4月6~9日にアメリカ・ジョージア州のオーガスタナショナルGCで行われた第87回『マスターズトーナメント』において、キャロウェイ・スタッフプレーヤーのジョン・ラームが優勝しました。ラームが使用したギアの中でも注目は、やはり『PARADYM ◆◆◆』ドライバーとフェアウェイウッドでしょう。ラームは、パー3以外の1打目でこの2本のクラブを使用し、FWキープ率は4日間で85.71%と全体では4位タイの好記録でした。
     
    2位タイにフィル・ミケルソンが入り、ザンダー・シャウフェレも10位タイと大活躍。ここでもっと注目なのが、ガラスのグリーンと呼ばれる難度の中、高パフォーマンスを発揮した『クロム ソフト X』シリーズです。【プレシジョンテクノロジー】と呼ぶ3D X線技術の導入などで品質管理の精度が高まり、ボール内部のコア位置やサイズ、中間層やカバーの厚みなど、より精密に製造する高品質ボールが選手の活躍を支えています」(同社広報)
     
    ■ラームのパラダイムと相性も◎

    カットフェードを打ちやすく調整した『パラダイム◆◆◆』と、『クロム ソフト X』の組み合わせがラームの意のままのショットを生み出す

    カットフェードを打ちやすく調整した『パラダイム◆◆◆』と、『クロム ソフト X』の組み合わせがラームの意のままのショットを生み出す

    ラーム自身がパラダイム1WとFWに関して「ゴルフボールとの相互作用と打感が以前の『ローグST』より相性がよくなりました。よりミスヒットに強い」と話す『クロム ソフト X』ボール。その性能について、以前ラームは同社の米国ツアー担当にこう話している。
     
    風に強く、風が吹く中でも安定しています。ショートアイアンでスピンを操作して、色んな弾道と色んな反応を実現できる球がたくさんある。このボールでナイスショットを打つと、時速10~15マイルの風が吹いても風がボールを動かさず、ロングゲームでも安定しています。フェードさせたり、アゲンストに逆らってドローさせたい時にも快適で、このボールはボクがやりたいことをさせてくれる」(ラーム)
     
    今年のマスターズも、ティショットはドローではなく、スライスに近いカットフェードを多用し、フェアウェイキープを優先させて勝利したラーム。必要に応じてドローで長距離も出していたが、自らのゲームプランに徹して冷静にホール攻略を完遂する姿は、まさに世界一。カットフェードを自在に打てる1W調整も必要不可欠で、そのベースにはやりたいことが自在にできる、シリーズ中で最もスピン量の多い『クロム ソフト X』ボールが背景にある
     
    ■『X LS』だったザンダーは?

    ザンダー・シャウフェレもラームと同じ『パラダイム◆◆◆』ですが、カチャカチャのポジションが異なります

    ザンダー・シャウフェレもラームと同じ『パラダイム◆◆◆』ですが、カチャカチャのポジションが異なります

    ラームやミケルソンとは異なり、少しスピン量が抑えられ、ややウィンドウが高くなる『クロム ソフト X LS』を使用してきたザンダー・シャウフェレだが、10位タイに入った今年のマスターズでは『クロム ソフト X』のプロトタイプを使用した。
     
    以前『X LS』だった理由は、全番手で約200rpmバックスピン量を抑えられたから。特に1Wでミスした際の左への曲がりを抑えられ、安全に攻められることをツアー担当に話していた。そして「アマチュアに向けたボール選びのアドバイスは?」と問われたシャウフェレは、自身を例にこう答えていた。
     
    「ボクのことを例にすると、このゴルフボールが本当に好きです。なぜなら、このボールはボクのゲームの特定の部分を改善してくれるから。ボールがどれくらい回転するか知っているので、ゴルフボールを軸にドライバーヘッドを構築できますし。これは、逆に行くこともできます。本当に好みで(クロム ソフト Xを選んでもX LSを選んでも)リスク回避の選択を取ることができます。ゴルフボールは機能してくれるので、あなた自身がより簡単に、より重要と感じるものは何でも選べるし、そうじゃない場合はその方向に進むことができます」(シャウフェレ)
     
    ■我々アマには最もソフトな『クロム ソフト』?

    個々人が何を望むかで、シリーズの中に最適解があるということだ。たしかに、他社のツアーボールは硬いものとソフトなものの2機種体制が多いが、『クロム ソフト』シリーズは上の3機種体制。そして、赤箱の『クロム ソフト』はウレタンカバーの3ピースだが、PGAツアー選手のスピード領域ではなく、我々アベレージ層に適した最もソフトな選択肢だと言える。
     
    よりボールの潰れが大きくフルショット時のスピン量も減らせるため、高く・曲がりの少ない球を打ちやすくなる。これは打撃条件の不安定な我々のミスを救ってくれる可能性が高まるということ。しかも、アイオノマーカバーのディスタンス系とは違って、ウレタンカバーらしいアプローチスピンも入る
     
    今大会のラームの優勝で、最新作『パラダイム』ドライバーが今年のPGAツアー16戦9勝と、俄然、注目度を増すキャロウェイ。既に手に入れている人は、ラームのようにウッドと最適なボールを組み合わせることで、より良い結果が得られそうだ。

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