連載

【ゴルフ会員権】メンバーに聞いたホントの話

【ゴルフ会員権】第84回　宇都宮カンツリークラブ（栃木県）

「会員権の購入を考えているけど、一体どのコースを買うのが一番いいのか？」こんな悩みを抱えているゴルファーは多い。そこで、編集部が厳選したオススメコースの“本当に知りたかった情報”をお届けします。

配信日時：2021年11月1日 01時00分

ゴルフライフ

目次 / index

メンテナンスのよさで定評があるコース。自然のアンジュレーションを取り込んだレイアウトで飽きさせない

この記事の写真 4 枚を見る

値ごろ感あり！　県内有数の老舗クラブはインター5分の好アクセス

健全経営で60年。通える圏内ならこれはアリ

来年、開場60周年を迎える栃木県内でも指折りの老舗コース。昭和30年代、宇都宮市が工業団地誘致のため市民に親しまれる施設を創ろうと計画、地元の名士達が賛同し、その後公益事業から株式組織へのバトンタッチを経て現在のクラブが誕生した。

会員は今も地元ゴルファーが中心だが、宇都宮インターから4.5km、東北新幹線も利用可能なJR宇都宮駅からクラブバス運行（約20分）と県外からのアクセスがいいのは大きな魅力。埼玉方面など通いやすい人にとっては選択肢のひとつに加えていいだろう。

コースは北・中・南の3コース27ホール。自然の地形を生かした打ち上げ、打ち下ろし、雄大なストレートホールにドッグレッグ、池がらみと個性があり、ルート取りに頭を使うホールも多く飽きさせない。

緩やかな起伏を持つフェアウェイ、ベント・コーライ2面のグリーンをはじめ敷地内は手入れが行き届き、コンディションは上々。練習施設は250ヤード・20打席のドライビングレンジ（230ヤードまでのクラブ制限あり）、アプローチ・バンカー練習場を付帯している。

クラブライフは競技に注目。月例（A、Bクラス）、年齢別月例、クラブ選手権、理事長杯、藤井杯、キャプテン杯、中尾杯、佐藤杯などが盛んに行われており、会員によるプライベートサークルも多数ある。また、毎年7月と12月に開催されている会員とゲストの懇親ゴルフ会も人気が高い。

会員数は正会員1,333名、週日会員60名。株主会員制による安心感があり、運営も堅実。会員同伴ゲストのフィの優待率が高いのも好材料といえる。

現在、名義書換料特約期間（名変料半額キャンペーン実施期間）を、期限を設けず当分の間、延長することを明らかにしている。特約期間料金と年会費は以下のとおり。

■名義書換料（特約期間料金。いずれも税込）
・正会員　330,000 円　※通常660,000円
・週日会員(土曜可）165,000 円　※通常330,000円

■年会費（いずれも税込）
・正会員　52,800 円
・週日会員(土曜可） 35,200 円

また、ゴールド会員制度があり、贈与した会員は任意でゴールド会員として新たに登録、メンバー料金でプレーすることができる（登録料無料、年会費税込16,500円）。

県内で同時期に開場した日光カンツリー倶楽部や小山ゴルフクラブほどのネームバリューはないかもしれないが、堅実な経営と値頃感でお勧めできるコースといえそうだ。