宮崎ブーゲンビリア空港から、車を走らせること約15分。過去にアコーディアゴルフレディスなどが開催されたトーナメントコースとしても知られる「青島ゴルフ倶楽部」へ到着。オーシャンビューで景観の良いリゾートコースだが、コースはなかなか手強い。中学・高校とスポーツの名門・日章学園に通っていた三浦桃香もよくプレーしていたそうだ。「特にグリーンのアンジュレーションを読むのが大変です」と支配人・渡邊省一郎さんは教えてくれた。

ゴルフ場から、宮崎市の中心部にある1954年開業の老舗ホテル「宮崎観光ホテル」へ。モダンな雰囲気が魅力だが、天然温泉も楽しむことができる。露天風呂には、あの川端康成の小説「たまゆら」の舞台にちなんだ「たまゆら温泉」もある。うーん、これは移動初日の疲れも吹き飛んでしまうくらいの名湯だ。

ラウンドの疲れを温泉で癒した後、夕食は宮崎観光ホテル内にある全国的にも知られる鉄板焼の名店「大淀河畔みやちく」で厳選された最高ランクの宮崎牛に舌鼓を打つ。今年2022年のマスターズ前夜祭、前回の覇者・松山英樹がチャンピオンズディナーで振る舞ったのも、この宮崎牛である。「両面をサッと焼いて、肉を一度休ませるのが旨味を引き立てるポイントです」と語る副店長・瀬崎 誠さんの、まさに職人技としか言いようのない華麗なる肉捌き。改めて、肉はプロに焼いてもらうのがベストであると認識。

「『みやちく』さんの鉄板焼は贅沢ですが、本当に美味しいです。宮崎牛の魅力が詰まっています」（プロゴルファー・三浦）

さすがは全国和牛能力共進会で4年連続、最高賞「内閣総理大臣賞」を獲得している宮崎牛だけある。

宮崎牛をたっぷり味わった後は、西橘通り沿いにあるビルの３階、焼酎バー「ささ家」へ足を運んでほしい。焼酎の出荷量が全国一位である宮崎の、ここでしか飲めない銘柄が目白押し。カウンター席もあるが、ソファ席でまったりと店内に流れるジャズを聴きながら、今日のラウンドを振り返ってのゴルフ談義も格別だ。また、こだわりの日本酒も飲めるのもいい。

ゴルフ旅の最終日は、過去にLPGAツアーチャンピオンシップなども開催されたトーナメントコース「ハイビスカス ゴルフクラブ」へ。東に日向灘、西に霧島連峰を望む絶景にモチベーションが上がってくる。フェアウェイは、ほぼフラットでアンジュレーションが少ないのも好みである。プロゴルファー・三浦も日章学園時代から、よく練習していたとのこと。「花道が狭いので、転がしてグリーンに乗せるのが難しいホールが多いですね。また、OBにはなりにくいのですが、池がかなり効いています」と総支配人・那須博文さん。宮崎ブーゲンビリア空港まで車で約25分という近さも魅力だ。

宮崎屈指のトーナメントコース、そして宮崎牛を存分に味わえる１泊2日の新しいゴールデンプラン。濃厚で充実したワンランク上の新定番“ミヤザキ”ゴルフ旅がかなうはず。2023年3月14日（火）〜3月16（木）には日本初開催となるアジア最大のゴルフ商談会「アジアゴルフツーリズムコンベンション（AGTC）2023」も行われるのでお見逃しなく！

文／高橋真之介


■関連リンク

〈1日目〉
青島ゴルフ倶楽部
宮崎観光ホテル
大淀河畔みやちく
ささ家

〈2日目〉
ハイビスカス ゴルフクラブ

〈イベント情報〉
アジアゴルフツーリズムコンベンション（AGTC）2023
東京モノレール×ソラシドエア×ＪＲ九州×宮崎県合同企画「さあ行こう！浜松町から宮崎へスタンプラリー」