【ふしぎ発見Vol.7】吉野茜が"腕にクラブを乗せている"のはナンデ?
トーナメント会場のドライビングレンジ、パッティンググリーンで見かけた練習風景の疑問を、プロに聞きました!第七回目は吉野茜。
配信日時:2018年4月21日 02時00分
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スタジオアリス女子オープンの練習日、ドライビングレンジを巡回していると、何やら奇妙な練習をしている選手がいるではないか…。ダウンスイングで両腕が肩の高さぐらいに下がったところで一度動きを止め、近くにいる人にクラブを腕に乗せてもらう。そこからダウンスイングの続きを行い、フィニッシュまで振り抜くのだ。単に素振りのときもあれば、ボールを打つときもある。遠目に見ていると、腕に乗せたクラブを投げているようにしか見えない。
腕の筋力を鍛える練習というオチを心配しながらも、恐る恐るその練習法の主である吉野茜を直撃してみた。
腕の筋力を鍛える練習というオチを心配しながらも、恐る恐るその練習法の主である吉野茜を直撃してみた。
右肩が前に出るクセの矯正…腕に置いたクラブが真下に落ちればOK
「簡単にいえば、スイングの矯正が目的です。私の場合、ダウンスイングで右肩が前に出るクセがあるんですよ。そうなると、ボールを左に打ち出したり、それが嫌でコックを早めに解く動きが出てきますからね。それを避けるための練習です」
右肩を前に出したくないのは分かったが、一体なぜクラブを腕に乗せるのだろうか?
「置いたクラブがダウンスイングでそのまま真下にストンと落ちれば、右肩や右ヒジが前に出ていない証拠になるからです。右肩が前に出たら、真下には落ちませんよね? 右肩が前に出なければ、手首のコックを解く必要もないので、そのままハンドファーストの形でインパクトを迎えられるんです」
右肩を前に出したくないのは分かったが、一体なぜクラブを腕に乗せるのだろうか?
「置いたクラブがダウンスイングでそのまま真下にストンと落ちれば、右肩や右ヒジが前に出ていない証拠になるからです。右肩が前に出たら、真下には落ちませんよね? 右肩が前に出なければ、手首のコックを解く必要もないので、そのままハンドファーストの形でインパクトを迎えられるんです」
なるほど、てっきり腕を鍛えてヘッドスピードを上げる練習かと思った自分が恥ずかしい…。
確かに、右肩を前に出さずに両手を真下に下ろせば、あとは体を回転するだけでボールを正確にとらえることができる。まさにシンプルなスイングを身につけるには最適な練習といえる。
ちなみに、アベレージゴルファーがこの練習を行うときは、クラブではなく、スティックなどの軽いものを腕の上に置いたほうがいいとか。
⇒ 吉野茜 プロフィールはこちら
⇒ 吉野茜 フォトギャラリー
確かに、右肩を前に出さずに両手を真下に下ろせば、あとは体を回転するだけでボールを正確にとらえることができる。まさにシンプルなスイングを身につけるには最適な練習といえる。
ちなみに、アベレージゴルファーがこの練習を行うときは、クラブではなく、スティックなどの軽いものを腕の上に置いたほうがいいとか。
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