＜房総カントリーカップ　最終日＞◇9日◇房総カントリークラブ 房総ゴルフ場東コース(7,107ヤード・パー72)

　千葉県にある房総CC 房総ゴルフ場東コースを舞台に開催されたチャレンジトーナメント「房総カントリーカップ」最終日。小泉洋人がこの日、7アンダー65ストロークでまわり、首位を走っていた白潟英純をかわし、トータル12アンダーで優勝。昨年の「五浦庭園JGTOチャレンジII」以来2度目となるチャレンジトーナメント2勝目を挙げた。

　スタートホールの1番ホールでいきなりの3パットでボギー発進だった小泉。逆転を狙う小泉にとっては痛いボギーだったが、先週の『日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills』で優勝争いをした小泉は動じなかった。続く2番ホールで50センチにピタリと寄せバーディとすると、前半だけで6バーディと2番ホールからの小泉劇場が始まった。

　「スタート時に3打差離れていたので、最低でも5アンダー、6アンダー、7アンダーと行かないと追いつけないとは思っていました。」その言葉通り、8バーディをたたき出した。バックナインでは優勝を意識しながら攻めるところは攻める、守る所は守る、他を寄せ付けない隙のないゴルフで栄冠を手に入れた。

　次戦、小泉は再び戦いの場をレギュラーツアーに戻し、『〜全英への道〜ミズノオープン』への出場がすでに決まっている。『〜全英への道〜ミズノオープン』の上位4名には全英オープンへの出場権が与えられるが、目標は全英よりもあくまでシードという小泉。

　「全英の出場が決まるというけど、自分はそんなレベルではないので意識は全くしていません。普通通り黙々と一生懸命自分のゴルフをやるだけです。自分にとっては、今は全英よりもシードが最優先なので。トップ5になればたぶんシードはほぼ決定だと思うので、そっちの方が嬉しいですね。」