<つるやオープン 2日目>◇23日◇山の原ゴルフクラブ 山の原コース(6,770ヤード・パー71)
初日が中止となり54ホールの短縮競技となった国内男子ツアー第2戦「つるやオープン」。1日遅れで行われた第1ラウンドに臨んだ石川遼は我慢のゴルフで18ホールを終えた。
「石川遼の1打速報」でこの日のプレーを振り返る
インスタートの石川は出だしの11番でチップインバーディを決めて好スタートを切るもその後が続かない。「なかなか良いチャンスを作れなかった」15番のパー5でもチャンスを逃すと、16番ショートでボギー。続く17番パー5では短いバーディパットがカップに蹴られスコアを伸ばせず前半を終える。それでもハーフターン後の3番でバーディを奪うと、6番パー5では2オンに成功してバーディ。最終9番は3パットのボギーとしてしまったが、スコアを落としそうな場面で粘り強くパーを拾い、なんとか1アンダーでホールアウト。36位タイにつけてはいるものの、首位とは6ストローク差がついてしまった。
だが、石川は伸び悩んだこのラウンドで手応えを掴んだ。「良いリズムとテンポ」で打つことをテーマに掲げたスイングは予選落ちに終わった先週から確実に精度を増し、「練習場でミスだなと思ったのは1度だけだった。だいぶ練習でやったことがコースでできるようになってきた」とラウンドを終えてさらに自信を深めた様子。一度クラブを腰の位置まで上げてフェースの向きをチェックする動作をルーティンに加えるなど試行錯誤は続いているものの、2010年仕様のスイングは確実に完成に向かっているようだ。
そして、もう1つ自信を深めたのはアプローチだ。今週からサンドウェッジを昨年まで使っていたモデルの溝規制に対応したものに変えた。「思い通りの球が出てくれる」と好感触を得ると、スタートの10番ではミスしたものの、11番ではチップインバーディ、その後もOKに寄せるアプローチを連発し、開幕戦では見られなかった“らしい”姿が戻ってきた。「可能性は低いかもしれないけど、日曜日のバックナインで優勝争いができるように1つでも多くバーディを獲りたい」短期決戦では致命的とも言える大差がついたことは間違いないが、序々に本来の姿を取り戻しつつあるだけに期待も膨らむ。賞金王爆発のお膳立ては整いつつある。
初日が中止となり54ホールの短縮競技となった国内男子ツアー第2戦「つるやオープン」。1日遅れで行われた第1ラウンドに臨んだ石川遼は我慢のゴルフで18ホールを終えた。
「石川遼の1打速報」でこの日のプレーを振り返る
インスタートの石川は出だしの11番でチップインバーディを決めて好スタートを切るもその後が続かない。「なかなか良いチャンスを作れなかった」15番のパー5でもチャンスを逃すと、16番ショートでボギー。続く17番パー5では短いバーディパットがカップに蹴られスコアを伸ばせず前半を終える。それでもハーフターン後の3番でバーディを奪うと、6番パー5では2オンに成功してバーディ。最終9番は3パットのボギーとしてしまったが、スコアを落としそうな場面で粘り強くパーを拾い、なんとか1アンダーでホールアウト。36位タイにつけてはいるものの、首位とは6ストローク差がついてしまった。
だが、石川は伸び悩んだこのラウンドで手応えを掴んだ。「良いリズムとテンポ」で打つことをテーマに掲げたスイングは予選落ちに終わった先週から確実に精度を増し、「練習場でミスだなと思ったのは1度だけだった。だいぶ練習でやったことがコースでできるようになってきた」とラウンドを終えてさらに自信を深めた様子。一度クラブを腰の位置まで上げてフェースの向きをチェックする動作をルーティンに加えるなど試行錯誤は続いているものの、2010年仕様のスイングは確実に完成に向かっているようだ。
そして、もう1つ自信を深めたのはアプローチだ。今週からサンドウェッジを昨年まで使っていたモデルの溝規制に対応したものに変えた。「思い通りの球が出てくれる」と好感触を得ると、スタートの10番ではミスしたものの、11番ではチップインバーディ、その後もOKに寄せるアプローチを連発し、開幕戦では見られなかった“らしい”姿が戻ってきた。「可能性は低いかもしれないけど、日曜日のバックナインで優勝争いができるように1つでも多くバーディを獲りたい」短期決戦では致命的とも言える大差がついたことは間違いないが、序々に本来の姿を取り戻しつつあるだけに期待も膨らむ。賞金王爆発のお膳立ては整いつつある。