<つるやオープン 3日目>◇24日◇山の原ゴルフクラブ 山の原コース(6,770ヤード・パー71)
これだからこの男から目が離せない。今シーズン休火山状態だった石川遼が突如大爆発。伸び悩んだ第1ラウンドから打って変わって、この日の第2ラウンドで5バーディ・ノーボギーの“66”を叩きだし一気に優勝戦線に浮上。いよいよ賞金王のお目覚めだ。
この日も立ち上がりは静かだった。4番でバーディを奪うも、その後はチャンスをことごとく逃しスコアカード通りのプレーが続く。しかし、12番でセカンドをベタピンにつけバーディを奪うと、これを合図にバーディハンターの血が覚醒する。15番パー5を確実にバーディ、そして、圧巻はキーポイントに挙げていたパー3の16番。大ピンチのはずだった。ピンまで15ヤード、深いラフから下りのアプローチ。プロならまず最初に警戒するポイント。だが緊迫の場面は一瞬にして興奮のるつぼと化した。「落としどころを点でイメージした」グリーン奥からイメージ通りに上げたロブショットは、手前から傾斜を下ってカップに吸い込まれた。
「久しぶりにアツくなりましたね。東海クラシックの最終ホールに匹敵するアツさでした」石川はクラブを振り上げ、指をさすような仕草で喜びを爆発させた。「自分の心がガラッと変わって優勝争いをできると思わせてくれたバーディでした」苦しいラウンドの中生まれた起死回生の一振りで、常に優勝争いに顔を出していた昨年終盤のオーラが石川に戻った。ミラクルに浮かれることなく続く17番パー5もバーディを奪い、トータル6アンダーで第2ラウンドを終えた。
ホールを重ねるごとに切れ味を増したショットは、まさしく賞金王のものだった。パーオン率は飛躍的に向上し、ドライバーも次々とフェアウェイへ。グリーンを外した場面ではアプローチも冴えた。先週苦しみながらもスイング改造の種をまき、練習を重ねて迎えた昨日の第1ラウンドで手応え。そして、その成果が早くもスコアとなって表れた。だが、満足はしていない。「チャンスを逃していたしチャージをしている感覚はなかった。でもそういう状態で5アンダーを出せた。明日はもっとバーディを獲れるという良いイメージが沸いてきますね」すべてが噛み合った時はいったいどんなスコアが出るのか。首位とは4打差。まだまだ底を見せない18歳の猛チャージに期待したい。
これだからこの男から目が離せない。今シーズン休火山状態だった石川遼が突如大爆発。伸び悩んだ第1ラウンドから打って変わって、この日の第2ラウンドで5バーディ・ノーボギーの“66”を叩きだし一気に優勝戦線に浮上。いよいよ賞金王のお目覚めだ。
この日も立ち上がりは静かだった。4番でバーディを奪うも、その後はチャンスをことごとく逃しスコアカード通りのプレーが続く。しかし、12番でセカンドをベタピンにつけバーディを奪うと、これを合図にバーディハンターの血が覚醒する。15番パー5を確実にバーディ、そして、圧巻はキーポイントに挙げていたパー3の16番。大ピンチのはずだった。ピンまで15ヤード、深いラフから下りのアプローチ。プロならまず最初に警戒するポイント。だが緊迫の場面は一瞬にして興奮のるつぼと化した。「落としどころを点でイメージした」グリーン奥からイメージ通りに上げたロブショットは、手前から傾斜を下ってカップに吸い込まれた。
「久しぶりにアツくなりましたね。東海クラシックの最終ホールに匹敵するアツさでした」石川はクラブを振り上げ、指をさすような仕草で喜びを爆発させた。「自分の心がガラッと変わって優勝争いをできると思わせてくれたバーディでした」苦しいラウンドの中生まれた起死回生の一振りで、常に優勝争いに顔を出していた昨年終盤のオーラが石川に戻った。ミラクルに浮かれることなく続く17番パー5もバーディを奪い、トータル6アンダーで第2ラウンドを終えた。
ホールを重ねるごとに切れ味を増したショットは、まさしく賞金王のものだった。パーオン率は飛躍的に向上し、ドライバーも次々とフェアウェイへ。グリーンを外した場面ではアプローチも冴えた。先週苦しみながらもスイング改造の種をまき、練習を重ねて迎えた昨日の第1ラウンドで手応え。そして、その成果が早くもスコアとなって表れた。だが、満足はしていない。「チャンスを逃していたしチャージをしている感覚はなかった。でもそういう状態で5アンダーを出せた。明日はもっとバーディを獲れるという良いイメージが沸いてきますね」すべてが噛み合った時はいったいどんなスコアが出るのか。首位とは4打差。まだまだ底を見せない18歳の猛チャージに期待したい。