<つるやオープン 最終日>◇25日◇山の原ゴルフクラブ 山の原コース(6,770ヤード・パー71)
兵庫県にある山の原ゴルフクラブで開催された、国内男子ツアー「つるやオープン」の最終日。トータル10アンダーと2位に4打差をつけ単独首位からスタートした藤田寛之が、谷口徹との3ホールに及ぶプレーオフを制しツアー9勝目を挙げた。
奇跡は起こらず…石川遼、失速11位タイフィニッシュ
「あんなゴルフをする人を見たことない」優勝した藤田が舌を巻くほどの圧巻のプレーだった。谷口は1打差で迎えた最終18番でセカンドを1メートルにつけバーディを奪取。何度も右手でガッツポーズを作り、流れを完全に引き寄せた。「絶対勝ったと思った」しかし、かつての賞金王の想像を不惑のショットメーカーは超えた。
8バーディ・ノーボギーの“63”で猛チャージをかけた谷口の想像を絶するプレッシャー。14番でボギーを叩いた時にはスタート時の4打のアドバンテージはなくなっていた。それでも藤田は強い気持ちを切らさず、15番互いにバーディ、17番では「100回打っても入らない」下りのスライスラインをねじ込んで一歩リード。最終18番で追いつかれたがプレーオフは覚悟の上だった。
18番の繰り返しで行われたプレーオフは1ホール目、2ホール目と共にパーで勝負は3ホール目へ。「谷口さんが相手でパーで勝てることはない」勝負のセカンドショット、安全策は捨てた。ピン狙いのショットはカラーにこぼれたが、その攻めの姿勢にゴルフの女神が微笑んだ。グリーン外からのバーディパットは、カップ3つ分スライスして吸い込まれた。寡黙な男が大きなガッツポーズで喜びを表し決着。ベテラン2人の見せたドラマに約1万2000人のギャラリーが酔いしれた。
兵庫県にある山の原ゴルフクラブで開催された、国内男子ツアー「つるやオープン」の最終日。トータル10アンダーと2位に4打差をつけ単独首位からスタートした藤田寛之が、谷口徹との3ホールに及ぶプレーオフを制しツアー9勝目を挙げた。
奇跡は起こらず…石川遼、失速11位タイフィニッシュ
「あんなゴルフをする人を見たことない」優勝した藤田が舌を巻くほどの圧巻のプレーだった。谷口は1打差で迎えた最終18番でセカンドを1メートルにつけバーディを奪取。何度も右手でガッツポーズを作り、流れを完全に引き寄せた。「絶対勝ったと思った」しかし、かつての賞金王の想像を不惑のショットメーカーは超えた。
8バーディ・ノーボギーの“63”で猛チャージをかけた谷口の想像を絶するプレッシャー。14番でボギーを叩いた時にはスタート時の4打のアドバンテージはなくなっていた。それでも藤田は強い気持ちを切らさず、15番互いにバーディ、17番では「100回打っても入らない」下りのスライスラインをねじ込んで一歩リード。最終18番で追いつかれたがプレーオフは覚悟の上だった。
18番の繰り返しで行われたプレーオフは1ホール目、2ホール目と共にパーで勝負は3ホール目へ。「谷口さんが相手でパーで勝てることはない」勝負のセカンドショット、安全策は捨てた。ピン狙いのショットはカラーにこぼれたが、その攻めの姿勢にゴルフの女神が微笑んだ。グリーン外からのバーディパットは、カップ3つ分スライスして吸い込まれた。寡黙な男が大きなガッツポーズで喜びを表し決着。ベテラン2人の見せたドラマに約1万2000人のギャラリーが酔いしれた。