<中日クラウンズ 2日目>◇30日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(6,545ヤード・パー70)
愛知県にある名古屋ゴルフ倶楽部・和合コースで開催されている「中日クラウンズ」は2日目を終了し、初日単独首位の上井邦浩がトータル9アンダーで混戦から頭1つ抜け出した。上井は初日の勢いのまま1番、2番と連続バーディでスタートすると、難コースを相手に切れ味抜群のショットで対抗。7番でもバーディを奪い前半をトータル8アンダーで終えると、後半10番でバーディ、13番ではカラーから長いパットをねじ込みバーディと勢いが止まらない。16番ではティショットを曲げてボギーを叩くも、2位に3打差をつけて予選ラウンドを終えた。
遼、ショートゲームに苦戦…スコア伸ばせず足踏み
ここ和合コースは実家から目と鼻の先にあり、所属先の三好カントリークラブよりもラウンド経験が多い、いわば隠れホームコース。「知らず知らずのうちに体が覚えているのだと思う」地の利も生かして予選ラウンドを最高の位置で終えた。しかし、プロ初優勝を目指す上井にとってここからが本番だ。「(最終組)緊張しますが…ガンガンに緊張してやります」グリーンが硬く締まり、ますます難度を増すコースと下位からのプレッシャー。ツアー期待の若武者に踏ん張りどころがやってきた。
その上井を猛追したのが先週「つるやオープン」を制した藤田寛之。「先週より良くない」としながらも要所のパッティングが冴えこの日ベストスコアの“65”で一気に浮上。08年は2位、昨年は5位タイとこの和合コースと好相性のショットメーカーが今年も主役の1人に名乗りを上げてきた。藤田と首位の上井はチーム芹澤で練習を共にするいわば“同門”。「近所に住んでるかもしれないけど、彼は試合での和合の怖さを知らないからね」自身と同様に師匠の芹澤信雄からの助言で本来の力を取り戻した弟分に、過去何度も優勝を逃しその“怖さ”を誰よりも知る兄弟子が襲い掛かる。
藤田と並ぶ2位タイグループには高山忠洋、今野康晴、トータル5アンダー5位タイに丸山茂樹と松村道央がつけた。池田勇太は終盤の16番でバンカーに落ちたボールが目玉になるトラブルでダブルボギーを叩いたものの、5つのバーディを奪ってトータル3アンダーの11位タイに浮上。「良いイメージが出来てきた。伸ばさなきゃいけない訳だからいつも通り攻めていく」とさらなる上位進出に意気込んだ。
愛知県にある名古屋ゴルフ倶楽部・和合コースで開催されている「中日クラウンズ」は2日目を終了し、初日単独首位の上井邦浩がトータル9アンダーで混戦から頭1つ抜け出した。上井は初日の勢いのまま1番、2番と連続バーディでスタートすると、難コースを相手に切れ味抜群のショットで対抗。7番でもバーディを奪い前半をトータル8アンダーで終えると、後半10番でバーディ、13番ではカラーから長いパットをねじ込みバーディと勢いが止まらない。16番ではティショットを曲げてボギーを叩くも、2位に3打差をつけて予選ラウンドを終えた。
遼、ショートゲームに苦戦…スコア伸ばせず足踏み
ここ和合コースは実家から目と鼻の先にあり、所属先の三好カントリークラブよりもラウンド経験が多い、いわば隠れホームコース。「知らず知らずのうちに体が覚えているのだと思う」地の利も生かして予選ラウンドを最高の位置で終えた。しかし、プロ初優勝を目指す上井にとってここからが本番だ。「(最終組)緊張しますが…ガンガンに緊張してやります」グリーンが硬く締まり、ますます難度を増すコースと下位からのプレッシャー。ツアー期待の若武者に踏ん張りどころがやってきた。
その上井を猛追したのが先週「つるやオープン」を制した藤田寛之。「先週より良くない」としながらも要所のパッティングが冴えこの日ベストスコアの“65”で一気に浮上。08年は2位、昨年は5位タイとこの和合コースと好相性のショットメーカーが今年も主役の1人に名乗りを上げてきた。藤田と首位の上井はチーム芹澤で練習を共にするいわば“同門”。「近所に住んでるかもしれないけど、彼は試合での和合の怖さを知らないからね」自身と同様に師匠の芹澤信雄からの助言で本来の力を取り戻した弟分に、過去何度も優勝を逃しその“怖さ”を誰よりも知る兄弟子が襲い掛かる。
藤田と並ぶ2位タイグループには高山忠洋、今野康晴、トータル5アンダー5位タイに丸山茂樹と松村道央がつけた。池田勇太は終盤の16番でバンカーに落ちたボールが目玉になるトラブルでダブルボギーを叩いたものの、5つのバーディを奪ってトータル3アンダーの11位タイに浮上。「良いイメージが出来てきた。伸ばさなきゃいけない訳だからいつも通り攻めていく」とさらなる上位進出に意気込んだ。