＜日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯　初日＞◇13日◇パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(7,060ヤード・パー70)

　長崎県にあるパサージュ琴海アイランドゴルフクラブを舞台に開幕した、国内男子メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯」。日本のプロゴルファー最強を決める今大会にやはりこの男は外せない。08年大会チャンピオンの片山晋呉が絶好のスタートを切った。

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　INスタートの片山はスタートの10番でバーディを奪うと、難関の13番はボギーとしたものの続く14番、16番と切れ味抜群のアイアンショットでバーディを奪取。後半も2つのバーディでスコアを伸ばし4アンダーでホールアウト。1打差の2位タイと昨年は手にすることが出来なかった栄冠へ向け好位置につけた。

　レーサムゴルフスパ＆リゾート(群馬県)で開催された08年大会はトータル23アンダーというビッグスコアでプロ最強の座に輝いた片山。それだけに今大会難セッティングに仕上げて挑戦状を叩きつけてきた運営サイドにも闘志を燃やしている。「総合力の勝負だと思う。(自身の)状態は去年よりも数段良いです。10アンダーはいかせたくないとおっしゃっているらしいので、それを超えられるように頑張りたい」日本最強の男が再び主役に躍り出る。

　5アンダーで首位には久保谷健一、片山と並ぶ2位タイには3番パー4で100ヤードを直接放り込んでイーグルを奪った芹澤大介、3アンダー4位タイには藤田寛之、増田伸洋がつけた。ディフェンディングチャンピオンの池田勇太は4バーディ・2ボギーの6位タイ。「良いゴルフが出来たと思います」と初日のスコアに合格点を与えた。明日以降どこまで順位を上げてくるか注目だ。