＜日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯　3日目＞◇15日◇パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(7,060ヤード・パー70)

　長崎県にあるパサージュ琴海アイランドゴルフクラブで開催されている、国内男子メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯」は3日目を終了。日本最強プロゴルファーを決めるにふさわしい面々が上位に顔を揃えた。トータル8アンダー首位タイに平塚哲二、谷口徹、3打差の3位タイに藤田寛之、片山晋呉、トータル4アンダーの5位には韓国の実力派キム・キョンテーがつけている。

平塚哲二が8アンダー首位浮上！　2日目結果

　首位スタートの平塚は好調のショットでチャンスにつけながらも、海外メジャー並みのスピードと、激しいアンジュレーションの超難関グリーンに苦戦。スタートから12番まではすべてパーとスコアを伸ばせないジリジリとした展開にフラストレーションが溜まる。13番ロングでようやく3メートルを沈め初バーディを奪うも、直後の14番では1メートルのチャンスを外し波に乗れずにいると、終盤17番で我慢しきれずついにボギー。先にホールアウトした谷口に並ぶトータル8アンダーで最終日を迎えることとなった。

　3打あったアドバンテージをすべて吐き出した。それでも「良いゴルフをしていたと思いますよ。パターが入らなかっただけで」と悪いながらもスコアを落とさなかった自身のゴルフには手応えを感じている。背後に迫った日本屈指の面々にも「僕は変わらないです。コースと向き合って頑張りたい」と気にする様子は無い。

　「これを獲れば日本で一番のプロゴルファーですよね。ちょっと味が違いますね」アジアンツアー、欧州ツアーを転戦した孤高の侍ゴルファーが、世界でもまれた技と精神力で“プロゴルファー日本一”の称号をつかみ獲る。