＜VanaH杯KBCオーガスタ　2日目＞◇27日◇芥屋ゴルフ倶楽部(7,146ヤード・パー72)

　福岡県にある芥屋ゴルフ倶楽部で開催されている、国内男子ツアー「VanaH杯KBCオーガスタ」の2日目。石川遼がスコアを8つ伸ばす猛チャージをみせ単独首位に立った。1打差の2位タイには昨日エースを出すなど好調の上井邦浩ら3選手。2打差の5位タイには谷原秀人と昨年プレーオフで惜しくも優勝を逃した今野康晴、3打差の7位タイグループには丸山茂樹と初日首位だった津曲泰弦ら4選手が入っている。昨年度覇者の池田勇太は予選落ちとなった。

遼、8バーディで単独首位「チャンスを逃さずプレーできた」

　上井はこの日、会心のプレーで7バーディ・ノーボギー。周囲からは初優勝の期待をかけられているが「勝ちたいとは常に思っています。だんだん準備ができてるんで、あと2日間あるのでそこまで考えないでやりたい」とまずは目先のプレーに集中。「アイアンとアプローチとパターが良いので普通にやれば良い結果がでると思います」とここまでの好調さを武器に自然体で決勝ラウンドに臨む。

　谷原は「全体的に良かった」と6バーディ・ノーボギーと手ごたえのあるラウンド。「2日間3パットはないし、ピンチも特になかった。最近ツアーのレベルが上がっているのをすごく感じるけど、そんな中でも頑張りたい」と抱負を語った。

　丸山は出だしからダブルボギーを叩く苦しい立ち上がり。その後1つのボギーを叩くもその後は9つのバーディを奪取し順位を上げた。アイアンショットが切れ、「グリーンがきついです。タッチが合わないと上手くいかない」とパットに苦戦したが「後半はリズムに頼ってやったのが良かったです」と見事に修正。「先週ジュニアの試合をやってたくさんの人が参加してくれました。そういう人たちからメールとかで応援されてるんで、みんなのためにも頑張りたい」周囲からの声援を力に変え昨季の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」以来の勝利を狙いにいく。