<フジサンケイクラシック 初日>◇2日◇富士桜カントリー倶楽部(7,405ヤード・パー71)
国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」が富士桜カントリー倶楽部を舞台に開幕した。圧勝劇を演じた09年大会に負けず劣らず今年も石川遼劇場が初日から全開。大会前に掲げた“自然体、積極性を最大限に、躍動的なスイング”という3つのテーマを胸に連覇へ向け5アンダー単独首位スタートを決めて見せた。
石川遼の1打速報でこの日のプレーを振り返る
INコースからスタートした石川は、11番で幸先良くバーディを奪うと前半でいきなり見せ場を作る。590ヤードに延長された15番でティショットを右のファーストカットにおくと、ピンまで残り278ヤードをスプーン一閃。「バンカーの右にドローボールで打っていこうと思った。本当にイメージ通りでした」花道にキャリーしたボールはピンに向かって転がり3メートルにピタリ。圧巻のイーグル奪取で3アンダーにスコアを伸ばしてみせる。まだまだ見せ場は終わらない。続く16番パー3ではティショットを15センチにつけるスーパーショットでOKバーディ、さらに続く17番パー5もバーディを奪って5アンダーで前半を終える。
その後1番、4番とバーディを積み重ね7アンダーと独走態勢に入ったかに思われたが、5番でボギーを叩くと、7番パー3では2オンから1.5メートルをまさかの3パットでダボ。「苦戦することが多い」というOUTコースでみるみる内にスコアを落とし、嫌な空気が漂いだす。それでもティショットを林に曲げた8番では、低く打ち出したショットをグリーン手前の傾斜にクッションさせグリーンをとらえる荒業でパーセーブすると、トップタイで迎えた最終9番では10メートルの下りフックラインをねじ込みバーディフィニッシュ。ド派手なガッツポーズも飛び出し、山あり谷ありの初日を最高の形で締めくくった。
「今年で一番初日に対する不安感がない」全体的にスロースターターの石川は探り探りの初日になることが多いがこの大会だけは違う。「コースに対しての印象ですね。このコースは良い思い出しかない」昨年の優勝はもちろん、ジュニア時代から数えて30回以上のプレー経験もありホームコースといってもまったく差し支えない。「常に攻める姿勢を持っていればコースの神様は待っていてくれる」もはや顔見知りの富士桜の神に愛された男は、その言葉通りの積極性と、今週に入って取り組んでいる回転と体重移動を意識した“躍動的”スイングでコースを完全攻略して見せた。「明日もテーマは今日と同じ」2日目も攻めに攻めてコースの神を振り向かせてみせる。
国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」が富士桜カントリー倶楽部を舞台に開幕した。圧勝劇を演じた09年大会に負けず劣らず今年も石川遼劇場が初日から全開。大会前に掲げた“自然体、積極性を最大限に、躍動的なスイング”という3つのテーマを胸に連覇へ向け5アンダー単独首位スタートを決めて見せた。
石川遼の1打速報でこの日のプレーを振り返る
INコースからスタートした石川は、11番で幸先良くバーディを奪うと前半でいきなり見せ場を作る。590ヤードに延長された15番でティショットを右のファーストカットにおくと、ピンまで残り278ヤードをスプーン一閃。「バンカーの右にドローボールで打っていこうと思った。本当にイメージ通りでした」花道にキャリーしたボールはピンに向かって転がり3メートルにピタリ。圧巻のイーグル奪取で3アンダーにスコアを伸ばしてみせる。まだまだ見せ場は終わらない。続く16番パー3ではティショットを15センチにつけるスーパーショットでOKバーディ、さらに続く17番パー5もバーディを奪って5アンダーで前半を終える。
その後1番、4番とバーディを積み重ね7アンダーと独走態勢に入ったかに思われたが、5番でボギーを叩くと、7番パー3では2オンから1.5メートルをまさかの3パットでダボ。「苦戦することが多い」というOUTコースでみるみる内にスコアを落とし、嫌な空気が漂いだす。それでもティショットを林に曲げた8番では、低く打ち出したショットをグリーン手前の傾斜にクッションさせグリーンをとらえる荒業でパーセーブすると、トップタイで迎えた最終9番では10メートルの下りフックラインをねじ込みバーディフィニッシュ。ド派手なガッツポーズも飛び出し、山あり谷ありの初日を最高の形で締めくくった。
「今年で一番初日に対する不安感がない」全体的にスロースターターの石川は探り探りの初日になることが多いがこの大会だけは違う。「コースに対しての印象ですね。このコースは良い思い出しかない」昨年の優勝はもちろん、ジュニア時代から数えて30回以上のプレー経験もありホームコースといってもまったく差し支えない。「常に攻める姿勢を持っていればコースの神様は待っていてくれる」もはや顔見知りの富士桜の神に愛された男は、その言葉通りの積極性と、今週に入って取り組んでいる回転と体重移動を意識した“躍動的”スイングでコースを完全攻略して見せた。「明日もテーマは今日と同じ」2日目も攻めに攻めてコースの神を振り向かせてみせる。