<フジサンケイクラシック 3日目>◇4日◇富士桜カントリー倶楽部(7,405ヤード・パー71)
突き上げた拳をゆっくり振り下ろした。山梨県にある富士桜カントリー倶楽部で開催されている、国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」の3日目。2位タイからスタートした石川遼が、15番での圧巻イーグルで抜け出し単独首位に立った。苦手とするOUTコースは下馬評通りの苦戦を強いられ、序盤の2番でボギー、4番でバーディを取り返したものの、8番でティショットのミスからボギーを叩き、1つスコアを落として前半を終える。
「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る
しかし、攻めの姿勢を失わずOUTでのダメージを最小限に抑えると、得意のINコースで加速。14番でカラーから4メートルを沈めバーディ、そして圧巻は15番パー5。259ヤードを2アイアンで手前からグリーンをとらえると、6メートルのイーグルパットをジャストタッチで決めて会心のガッツポーズを披露した。本来なら259ヤードは石川の3番ウッドの距離だが、「刈り込まれた部分から良いバウンドすればピッタリじゃないかな」というキャディからのアドバイスを受け、打つ直前に2番アイアンに変更。これがピタリとはまった。
さらに17番パー5でも2オンからバーディを奪い8アンダーとすると、同組で回った薗田峻輔も「本当にINコース得意なんだな」とOUT9ホールからの変貌ぶりに目を丸くした。終わってみればトータル8アンダーで2位に3ストロークをつける単独首位。「やっと富士桜の戦い方が見えてきたかなというラウンドでしたね」苦手のOUT9ホールを守りに入ることなく耐え抜き、良いイメージの出るINコースでスパート。富士桜での勝利の方程式が石川の中で完全に確立された。
しかし、最終日最終組という特別な状況で迎える日曜日に形通りのプレーが出来るとは思っていない。「もしかしたら明日はOUTで良いプレーが出来て、INでオーバーパーになるかもしれない」この富士桜は誰よりも知っている反面、思い通りにいかない怖さも良く知っている。「優勝に近いと思った瞬間に優勝は離れていく。これからの自分にとって良いプレーをしたい」富士桜の神様はとにかく自分のゴルフを貫き、攻め続けた者にだけ微笑みかける。
突き上げた拳をゆっくり振り下ろした。山梨県にある富士桜カントリー倶楽部で開催されている、国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」の3日目。2位タイからスタートした石川遼が、15番での圧巻イーグルで抜け出し単独首位に立った。苦手とするOUTコースは下馬評通りの苦戦を強いられ、序盤の2番でボギー、4番でバーディを取り返したものの、8番でティショットのミスからボギーを叩き、1つスコアを落として前半を終える。
「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る
しかし、攻めの姿勢を失わずOUTでのダメージを最小限に抑えると、得意のINコースで加速。14番でカラーから4メートルを沈めバーディ、そして圧巻は15番パー5。259ヤードを2アイアンで手前からグリーンをとらえると、6メートルのイーグルパットをジャストタッチで決めて会心のガッツポーズを披露した。本来なら259ヤードは石川の3番ウッドの距離だが、「刈り込まれた部分から良いバウンドすればピッタリじゃないかな」というキャディからのアドバイスを受け、打つ直前に2番アイアンに変更。これがピタリとはまった。
さらに17番パー5でも2オンからバーディを奪い8アンダーとすると、同組で回った薗田峻輔も「本当にINコース得意なんだな」とOUT9ホールからの変貌ぶりに目を丸くした。終わってみればトータル8アンダーで2位に3ストロークをつける単独首位。「やっと富士桜の戦い方が見えてきたかなというラウンドでしたね」苦手のOUT9ホールを守りに入ることなく耐え抜き、良いイメージの出るINコースでスパート。富士桜での勝利の方程式が石川の中で完全に確立された。
しかし、最終日最終組という特別な状況で迎える日曜日に形通りのプレーが出来るとは思っていない。「もしかしたら明日はOUTで良いプレーが出来て、INでオーバーパーになるかもしれない」この富士桜は誰よりも知っている反面、思い通りにいかない怖さも良く知っている。「優勝に近いと思った瞬間に優勝は離れていく。これからの自分にとって良いプレーをしたい」富士桜の神様はとにかく自分のゴルフを貫き、攻め続けた者にだけ微笑みかける。