<フジサンケイクラシック 最終日>◇5日◇富士桜カントリー倶楽部(7,405ヤード・パー71)
「この対決は夢に描いていた」。国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」の最終日、薗田峻輔の描いていたストーリーは最後の最後で脚本から外れた。
薗田峻輔、少し悔いが残った石川遼との最終組対決
「勝つことを夢に描いていました。それだけに自滅に終わって…悔しいの一言」杉並学院の後輩である石川遼とのプレーオフに敗れた薗田は会見場で搾り出すように語った。「僕が遼の連覇を阻止します。前の組で飄々とバーディを量産したい」前日の会見で語った通りのラウンドだった。3打差を追ってスタートした薗田は1番でバーディを奪うと、さらに5番、6番と連続バーディを奪取。早々に伸び悩む石川をとらえた。
後半も危なげないプレーを続け、11番でバーディ、さらに17番パー5でもバーディを奪い石川に2打差をつけて最終ホールに入った。しかし「無意識の中で力が入ったのかな」18番はボギーとし単独首位ながら1打差に後退してホールアウト。パター練習をしながら、最終組の石川の結果を待った。決してこのまま逃げ切れるとは思っていなかった。「最後入れて来いと思ってましたし、望むところだと」その思いに応えるように石川は最終ホールでバーディ。勝負は同校OB同士のプレーオフに突入した。
しかし、勝利をつかむことは出来なかった。薗田は3ホール目で決めれば優勝の1.5メートルのバーディパットを外し勝機を逸すると、4ホール目でついにボギー。ルーキーイヤーでの2勝目まであと一歩に迫りながら、最後の最後で手からすり抜けた。「経験の差ですかね。1年目の僕と、かたや7勝してる遼。勝負どころを経験していると思うし、その辺りの経験値の差が出てしまいましたね」バーディが獲れなかった15番など悔しさが残るショットもある。最後のパットももちろんそうだ。しかし、プロ3年目を迎えている賞金王との差は認めざるをえなかった。
「この対決は夢に描いていた」。国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」の最終日、薗田峻輔の描いていたストーリーは最後の最後で脚本から外れた。
薗田峻輔、少し悔いが残った石川遼との最終組対決
「勝つことを夢に描いていました。それだけに自滅に終わって…悔しいの一言」杉並学院の後輩である石川遼とのプレーオフに敗れた薗田は会見場で搾り出すように語った。「僕が遼の連覇を阻止します。前の組で飄々とバーディを量産したい」前日の会見で語った通りのラウンドだった。3打差を追ってスタートした薗田は1番でバーディを奪うと、さらに5番、6番と連続バーディを奪取。早々に伸び悩む石川をとらえた。
後半も危なげないプレーを続け、11番でバーディ、さらに17番パー5でもバーディを奪い石川に2打差をつけて最終ホールに入った。しかし「無意識の中で力が入ったのかな」18番はボギーとし単独首位ながら1打差に後退してホールアウト。パター練習をしながら、最終組の石川の結果を待った。決してこのまま逃げ切れるとは思っていなかった。「最後入れて来いと思ってましたし、望むところだと」その思いに応えるように石川は最終ホールでバーディ。勝負は同校OB同士のプレーオフに突入した。
しかし、勝利をつかむことは出来なかった。薗田は3ホール目で決めれば優勝の1.5メートルのバーディパットを外し勝機を逸すると、4ホール目でついにボギー。ルーキーイヤーでの2勝目まであと一歩に迫りながら、最後の最後で手からすり抜けた。「経験の差ですかね。1年目の僕と、かたや7勝してる遼。勝負どころを経験していると思うし、その辺りの経験値の差が出てしまいましたね」バーディが獲れなかった15番など悔しさが残るショットもある。最後のパットももちろんそうだ。しかし、プロ3年目を迎えている賞金王との差は認めざるをえなかった。