<ANAオープン 3日目>◇18日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(7,063ヤード・パー72)
北海道にある札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースで開催されている、国内男子ツアー「ANAオープン」の3日目。2日目の苦しいラウンドから再浮上を誓ってムービングデーに臨んだ石川遼だったが、この日はショット、パット共に精彩を欠く我慢のゴルフ。3バーディ・3ボギーとスコアを伸ばせず、トータル1アンダー29位タイで最終日を迎えることとなった。
「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る
スタートの1番でいきなり3パットのボギーを叩きつまづいた石川は、この日パットに苦しみ波に乗ることが出来ない。5番パー5で2オンからイーグルチャンス逃しのバーディを奪うも、7番では1メートルのパーパットを外しボギーを叩き足踏みが続く。不調のパットに7月のセガサミーカップ以来のクロスハンドグリップを試すなど修正を試みたが、11番でボギー、15番バーディの後の16番では2メートルを決めることが出来ずパーと、最後まで歯車が噛み合うことはなくスコアを伸ばせずホールアウト。首位との差は8ストロークに開いてしまった。
パットの不調はショットにも影響を及ぼし、12番から18番までフェアウェイキープが出来ず常にラフからアイアンを打たされた。「今年は地面が硬いので少しでも横回転がかかったボールはラフにいってしまう。バーディが欲しい流れの中では苦しかったですね」上を見れば見るほど思うように伸ばせない苛立ちが募る。知らず知らずのうちに上体に力が入り終盤になるにつれショットは左右にブレた。
しかし首位とは8打差もまだまだあきらめる訳にはいかない。「今日はどうしてもパッティングで流れがつかめなかった。ただそこからボロボロになるのではなく、なんとか踏みとどまれたのかな」クロスハンドを試したことで肩でストロークする感覚を体に思い出させ、徐々にではあるが調子は上向き。そして、あの伝説の1ラウンドも石川を後押しする。「自分で言うのもなんですが、中日クラウンズの時は6打差から出てあきらめずにプレーしたらああいう結果になった」あの“58”を再びとまではいかないものの、その爆発力は証明済み。「最後まであきらめない」その思いがさらなるドラマを生むはずだ。
北海道にある札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースで開催されている、国内男子ツアー「ANAオープン」の3日目。2日目の苦しいラウンドから再浮上を誓ってムービングデーに臨んだ石川遼だったが、この日はショット、パット共に精彩を欠く我慢のゴルフ。3バーディ・3ボギーとスコアを伸ばせず、トータル1アンダー29位タイで最終日を迎えることとなった。
「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る
スタートの1番でいきなり3パットのボギーを叩きつまづいた石川は、この日パットに苦しみ波に乗ることが出来ない。5番パー5で2オンからイーグルチャンス逃しのバーディを奪うも、7番では1メートルのパーパットを外しボギーを叩き足踏みが続く。不調のパットに7月のセガサミーカップ以来のクロスハンドグリップを試すなど修正を試みたが、11番でボギー、15番バーディの後の16番では2メートルを決めることが出来ずパーと、最後まで歯車が噛み合うことはなくスコアを伸ばせずホールアウト。首位との差は8ストロークに開いてしまった。
パットの不調はショットにも影響を及ぼし、12番から18番までフェアウェイキープが出来ず常にラフからアイアンを打たされた。「今年は地面が硬いので少しでも横回転がかかったボールはラフにいってしまう。バーディが欲しい流れの中では苦しかったですね」上を見れば見るほど思うように伸ばせない苛立ちが募る。知らず知らずのうちに上体に力が入り終盤になるにつれショットは左右にブレた。
しかし首位とは8打差もまだまだあきらめる訳にはいかない。「今日はどうしてもパッティングで流れがつかめなかった。ただそこからボロボロになるのではなく、なんとか踏みとどまれたのかな」クロスハンドを試したことで肩でストロークする感覚を体に思い出させ、徐々にではあるが調子は上向き。そして、あの伝説の1ラウンドも石川を後押しする。「自分で言うのもなんですが、中日クラウンズの時は6打差から出てあきらめずにプレーしたらああいう結果になった」あの“58”を再びとまではいかないものの、その爆発力は証明済み。「最後まであきらめない」その思いがさらなるドラマを生むはずだ。