＜アジアパシフィック パナソニックオープン　最終日＞◇26日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(7,255ヤード・パー71)

　兵庫県にある六甲国際ゴルフ倶楽部で開催された、国内男子ツアー「アジアパシフィック パナソニックオープン」の最終日。オーストラリアのナイスガイ、ブレンダン・ジョーンズがこの日スコアを5つ伸ばして逆転優勝。3年ぶりの勝利でツアー通算9勝目を挙げた。第2ラウンドで単独首位にたった小田龍一が2位、すし石垣、丸山大輔、金庚泰（キム・キョンテー）（韓国）の3選手が3位タイに入った。ホストプロの石川遼は13位タイに終わった。

石川遼、逆転Vならず…後半失速で13位タイ

　ジョーンズは難関の1番でボギーを叩くも、4番パー5ではバンカーからチップインイーグル。続く5番でもバーディを獲りスコアを伸ばしていく。6番でこの日唯一のボギーを叩くが、その後も4つのバーディを奪い難コースで“66”の好スコアを叩き出した。

　ジョンーンズは出場したここ3試合は全てトップ10以内でフィニッシュ。パットの不調から勝利には手が届かなかったが「今週に入ってパターの調子がとても良かったんだ」と唯一の不安点を払拭、9つ目の栄冠を手にした。優勝した気分を聞かれると「とても嬉しい！興奮しているよ。前回の勝利から大分時間がたっているからね。この難しい六甲国際で優勝したことを誇りに思うよ」と満面の笑顔で回答。ジョーンズは04年と07年に3年ごとに1年で3勝（※04年は米の二部ツアーでの1勝を含む）しており「今年は3つ勝てると思っている」と今季あと2勝挙げることが目標だと明かした。

　先週の「ANAオープン」に出場する前に6週間の長い休みを取り、気分をリフレッシュしてきたジョーンズ。残り8試合であと2勝挙げることができるか、パットが復調したオーストラリアの強豪の今後に要注目だ。