<ゴルフ日本シリーズJTカップ 3日目>◇4日◇東京よみうりカントリークラブ(7,016ヤード・パー70)
東京よみうりカントリークラブを舞台に開催されている、国内ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の3日目。この日“64”で回りトータル11アンダー単独首位に立った藤田寛之は初日、2日目に続きこの日もラウンド後に練習場に直行。自分のショットに欠けている“何か”を求めて球を打ち続けた。
藤田寛之は2位タイをキープ「位置的には悪くない」
藤田はスタートの1番こそボギーを打ったものの、正確なショットを武器に7つのバーディを量産。各選手が苦戦する最終18番パー3ではティショットを左のバンカーに外すピンチを迎えたが「イメージ以上でしたね」という絶妙なバンカーショットで50センチにつけ見事パーセーブ。同じくグリーンを外した同組の石川遼、ブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)がパーセーブに失敗したこともありスキの無さが際立った。
ピンチは粘り強くしのいで、ショットでチャンスを作る。持ち味が光った会心のラウンドにも関わらず練習場では納得のいかない表情が消えない。この日の好調にも「予想に反してショットが良かったですね」自嘲気味に語るなど、不惑の年に達している藤田の気持ちの中には未だ晴れないもやがかかっている様子。「自分の中ではこうなりたいという部分があって、それができないジレンマがある。練習場では相変わらずダメですね。答えは出ていないです」どんな試合でも藤田からめったに強気なコメントが聞かれないのはこのためだ。
不安を抱えたまま迎える最終日。しかし、藤田は今季「日本プロゴルフ選手権」で3位、「日本ゴルフツアー選手権」は2位、そして「日本オープン」でも2位とすべてのメジャーであと一歩の所で優勝を逃してきているだけに日本タイトル獲得への思いは強い。さらに、この大会を制することができれば、「マスターズ」への出場権を得る世界ランキング50位以内、「全英オープン」「全米オープン」などへ招待される賞金ランキング2位の座も見えてくる。海外メジャーで自分を試したいという思いを持つ藤田にとってこの数字は大きなモチベーションだ。
東京よみうりカントリークラブを舞台に開催されている、国内ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の3日目。この日“64”で回りトータル11アンダー単独首位に立った藤田寛之は初日、2日目に続きこの日もラウンド後に練習場に直行。自分のショットに欠けている“何か”を求めて球を打ち続けた。
藤田寛之は2位タイをキープ「位置的には悪くない」
藤田はスタートの1番こそボギーを打ったものの、正確なショットを武器に7つのバーディを量産。各選手が苦戦する最終18番パー3ではティショットを左のバンカーに外すピンチを迎えたが「イメージ以上でしたね」という絶妙なバンカーショットで50センチにつけ見事パーセーブ。同じくグリーンを外した同組の石川遼、ブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)がパーセーブに失敗したこともありスキの無さが際立った。
ピンチは粘り強くしのいで、ショットでチャンスを作る。持ち味が光った会心のラウンドにも関わらず練習場では納得のいかない表情が消えない。この日の好調にも「予想に反してショットが良かったですね」自嘲気味に語るなど、不惑の年に達している藤田の気持ちの中には未だ晴れないもやがかかっている様子。「自分の中ではこうなりたいという部分があって、それができないジレンマがある。練習場では相変わらずダメですね。答えは出ていないです」どんな試合でも藤田からめったに強気なコメントが聞かれないのはこのためだ。
不安を抱えたまま迎える最終日。しかし、藤田は今季「日本プロゴルフ選手権」で3位、「日本ゴルフツアー選手権」は2位、そして「日本オープン」でも2位とすべてのメジャーであと一歩の所で優勝を逃してきているだけに日本タイトル獲得への思いは強い。さらに、この大会を制することができれば、「マスターズ」への出場権を得る世界ランキング50位以内、「全英オープン」「全米オープン」などへ招待される賞金ランキング2位の座も見えてくる。海外メジャーで自分を試したいという思いを持つ藤田にとってこの数字は大きなモチベーションだ。