＜東建ホームメイトカップ　初日＞◇14日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(7,081ヤード・パー71)

　国内男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」が三重県にある東建多度カントリークラブ・名古屋で14日(木)開幕。昨年度の賞金王金庚泰(キム・キョンテ)(韓国)が、初日からその実力を見せ付けた。

遼、移動疲れあっても「ゴチャゴチャ言ってられない！」

　キムは1番で5メートルを沈めバーディを奪うと、続けて2番でもバーディを奪取。「出だしからバーディが来たので、気が楽になった」リズムに乗ったキムは4番、5番でもバーディを奪い4アンダーで前半を折り返す。後半はややティショットが乱れたものの、2つのパー5でバーディを奪い6アンダーでホールアウト。開幕戦初日から持ち味を存分に発揮するノーボギーで片山晋呉と並んで首位タイスタートを切った。

　米国男子メジャー「マスターズ」から帰国直後の水曜には早くも今大会のプロアマに出場。時差ぼけから睡眠は約1時間とコンディションは良好とはいえなかったものの、「一度もコースを回らないでプレーするのも嫌だったので昨日はプレーしました」と今大会に備えたのも奏功した。

　初出場の「マスターズ」で得たものは大きかった。44位タイに終わったものの、最終日には“68”をマーク。「マスターズで3ラウンドした後の練習で気づいたことがあって、最終日は良いスコアになった。それが昨日のプロアマから今日まで続いています」世界で戦える自信と、ショットへの手ごたえ。ゴルフの祭典がもたらしたものがそのままこの日のスコアにあらわれたようだ。