<中日クラウンズ 最終日>◇2日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(6,545ヤード・パー70)
国内男子ツアー「中日クラウンズ」の最終日。6打差18位タイからスタートした石川遼が、歴史的な大逆転優勝を飾った。いつもの勝負服に身を包んで登場した石川は1番、2番と連続バーディを奪うと、ここまで苦しんでいた4番でもバーディを奪う最高のスタート。5番でもバーディを奪って迎えた6番では、セカンドでグリーンを外すもアプローチを直接放り込みチップインバーディ。「あのチップインで何かが変わりました」ここで3日間苦しんだ18歳のスイッチが入った。
大逆転優勝を「石川遼1打速報」で振り返る
中盤立て続けに8番から11番まで4連続バーディを奪取。難関の14番ではグリーン外から約10メートルをパターで放り込み2つ目のチップイン、さらに15番パー5、16番では1オン狙いのティショットがバンカーにつかまったものの、そこからきっちり寄せてバーディ。最終18番のバーディチャンスは逃したが、たった1日で圧巻の12バーディを奪取。驚異の“58”を叩きだし、2位に5ストロークの大差がつけて優勝をもぎ取った。
この“58”は世界6大ツアー(米、欧、豪、アジア、南アフリカ、日本)を見渡しても最小ストロークの新記録。米ツアーではデビッド・デュバル(米国)、日本ツアーでは倉本昌弘が“59”ストロークを記録していたがこれを18歳7か月にして更新。昨年の世界最年少賞金王に続く大偉業を達成した。
15,904人のギャラリーがクギ付けとなる異次元のゴルフ。バーディはチップインの6番、14番以外はすべて2メートル以内のチャンスを決めたもの。「いつもより5ヤードくらいは伸びていた」というドライバーで攻め、短いクラブでピンを狙う。石川の鉄板ともいえる攻めがこの日は面白いようにはまった。しかし、ヒートアップするギャラリーを横目にプレーをする石川はいたって平常心だった。「特別なショットもホールもない。ただ18ホールの1つだという気持ちでプレーしていました」何個バーディを獲っても、次のホールのティショットを打つ時にはすでに冷静な自分でいる。この理想的な精神状態が石川を新たな領域へ導いた。
国内男子ツアー「中日クラウンズ」の最終日。6打差18位タイからスタートした石川遼が、歴史的な大逆転優勝を飾った。いつもの勝負服に身を包んで登場した石川は1番、2番と連続バーディを奪うと、ここまで苦しんでいた4番でもバーディを奪う最高のスタート。5番でもバーディを奪って迎えた6番では、セカンドでグリーンを外すもアプローチを直接放り込みチップインバーディ。「あのチップインで何かが変わりました」ここで3日間苦しんだ18歳のスイッチが入った。
大逆転優勝を「石川遼1打速報」で振り返る
中盤立て続けに8番から11番まで4連続バーディを奪取。難関の14番ではグリーン外から約10メートルをパターで放り込み2つ目のチップイン、さらに15番パー5、16番では1オン狙いのティショットがバンカーにつかまったものの、そこからきっちり寄せてバーディ。最終18番のバーディチャンスは逃したが、たった1日で圧巻の12バーディを奪取。驚異の“58”を叩きだし、2位に5ストロークの大差がつけて優勝をもぎ取った。
この“58”は世界6大ツアー(米、欧、豪、アジア、南アフリカ、日本)を見渡しても最小ストロークの新記録。米ツアーではデビッド・デュバル(米国)、日本ツアーでは倉本昌弘が“59”ストロークを記録していたがこれを18歳7か月にして更新。昨年の世界最年少賞金王に続く大偉業を達成した。
15,904人のギャラリーがクギ付けとなる異次元のゴルフ。バーディはチップインの6番、14番以外はすべて2メートル以内のチャンスを決めたもの。「いつもより5ヤードくらいは伸びていた」というドライバーで攻め、短いクラブでピンを狙う。石川の鉄板ともいえる攻めがこの日は面白いようにはまった。しかし、ヒートアップするギャラリーを横目にプレーをする石川はいたって平常心だった。「特別なショットもホールもない。ただ18ホールの1つだという気持ちでプレーしていました」何個バーディを獲っても、次のホールのティショットを打つ時にはすでに冷静な自分でいる。この理想的な精神状態が石川を新たな領域へ導いた。