＜中日クラウンズ　事前情報＞◇27日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(6,545ヤード・パー70)

　今年で52回を数える歴史と伝統の「中日クラウンズ」。世界に衝撃を与えた“58”から1年。石川遼がディフェンディングチャンピオンとして名古屋ゴルフ倶楽部・和合コースに帰ってきた。

石川遼、世界記録“58”を一打速報で完全再現！

　10年大会、首位と6打差でスタートした最終日。難コース和合に苦しむ石川の逆転はかなり厳しい状況だった。しかし、1番、2番を連続バーディでスタートするとこれまでのうっぷんを晴らすようにギアがトップに入る。終わってみれば、12個のバーディを積み上げる驚異の爆発を見せ、2位に5打差をつけて逆転優勝。世界主要ツアー最小スコア“58”が石川の名前と共に歴史に刻まれた。

　石川はこの日プロアマに出場しコースの状態をチェック。「1ホール1ホールがすごくトリッキー。短いホールでもワナは必ずある」と警戒を示したものの、「悪い印象はないですね。ティショットの狙い目を間違うこともなかったし、決してやりにくいということはなかったです」と語るなど、やはり“58”を出した手ごたえと自信が石川の中に残っている様子。「スタートホールからアグレッシブにいけるか。スタートがすごく大事だと思います」林の上にティショットを打っていく1番ホールから全開で難コースを攻めまくる。