＜中日クラウンズ　最終日＞◇1日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(6,545ヤード・パー70)

　愛知県にある名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースで開催された、国内男子ツアー「中日クラウンズ」の最終日。逆転を信じて12位タイからスタートした石川遼だったが、4バーディ・2ボギー・1ダブルボギーとスコアを伸ばすことができず、トータル3アンダー12位タイに終わった。

一打速報で最終日の全プレーを振り返る

　出入りの激しい最終日になった。石川は出だしの1番でティショットを左に曲げ、いきなり暗雲が立ち込める。続く2番、3番もなんとかパーを重ねていたが、4番パー3のティショットがグリーンに届かずボギーを先行させてしまう。それでも、8番、9番で連続バーディを奪い連覇に望みをのこしてバックナインを迎える。

　だが、後半に入るころには雨が強くなり12番では痛恨のダブルボギー。13番パー3ですぐにバーディを取り返すが、バーディを獲りにいきたい16番ではセカンドがバンカーにつかまりボギー。17番パー3のバーディでギャラリーを沸かせたものの、首位を1度もとらえることができないまま4日間を終えた。

　昨年の大記録から1年。周囲から大きく期待されて臨んだ今大会だったが連覇はならなかった。石川は「連覇ができるように全力はつくしました。でもあらためてこのコースは難しいと感じました」と悔しさを見せながらも清々しく話す。「でも1週間通していいプレーが出来た。ショットの状態も良かったし、(つまずいても)大崩れすることはなかった」と収穫があったこと明かす。ここまで3試合を消化したばかりの国内男子ツアー。昨年よりも成長していることは確信している。石川は今季何試合目で初勝利を挙げることができるか。