<日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 最終日>◇15日◇小野東洋ゴルフ倶楽部(7,158ヤード・パー71)
シード落ち、QT失敗、ガマンの連続だったプロ生活16年。河井博大がツアー初優勝をメジャータイトルで飾る快挙を達成した。国内男子メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」の最終日。首位タイからスタートした河井が、べ・サンムン(韓国)とのしびれる戦いを制しトータル9アンダーで優勝を飾った。
河井、首位タイ浮上の要因は…遼のハコ打ちパター練習?
勝利を引き寄せたのは15番から始まる魔の上がり4ホールだった。500ヤードを超える15番パー4で6メートル残ったパーパットを執念で沈めると、17番パー3では手前エッジから8ヤードをねじ込んで一歩抜け出した。そして迎えた最終18番。べ・サンムンが先にパーパットを外し、ボギーでも優勝という状況だったが、90センチのラインを慎重に読みパーパットをカップへ沈めた。両手を天に突き上げグリーン上で思わず涙をこぼした。
そして、アテスト小屋に向かう時に高校の先輩で恩人の田中秀道の姿を見つけると熱い抱擁。優勝インタビューでも「秀道さんには本当に感謝しています。ずっと秀道さんの言うことを聞いてやってきたので…」と言葉にならない。99年から練習を共にし、事あるごとにアドバイスをもらってきた先輩にようやく恩返しが出来た瞬間だった。
河井は99年のQT4位の権利で2000年からツアーに参戦。翌2001年に賞金シードを落とすと2004年まで4年連続でQTに失敗。2005年のQTでようやくツアーに復帰したものの、2007年には再びQTで失敗してしまう。この時は、田中に「やめたいと思う」と打ち明けるほどのショックを受けた。しかし、「やっぱりゴルフが好きで好きでしょうがない。球を打つのが好きなんですよね」と立ち直ると、田中が「尊敬する」と語るほどの練習量で2009年から賞金シードをキープ。「96年にプロテスト合格してから今日まで、やっぱり長かったですよ。でも今思うと、この瞬間を目標に頑張ってきたんだなと思います」辛く苦しくもあった16年間の歩みがこの大会で結実した。
シード落ち、QT失敗、ガマンの連続だったプロ生活16年。河井博大がツアー初優勝をメジャータイトルで飾る快挙を達成した。国内男子メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」の最終日。首位タイからスタートした河井が、べ・サンムン(韓国)とのしびれる戦いを制しトータル9アンダーで優勝を飾った。
河井、首位タイ浮上の要因は…遼のハコ打ちパター練習?
勝利を引き寄せたのは15番から始まる魔の上がり4ホールだった。500ヤードを超える15番パー4で6メートル残ったパーパットを執念で沈めると、17番パー3では手前エッジから8ヤードをねじ込んで一歩抜け出した。そして迎えた最終18番。べ・サンムンが先にパーパットを外し、ボギーでも優勝という状況だったが、90センチのラインを慎重に読みパーパットをカップへ沈めた。両手を天に突き上げグリーン上で思わず涙をこぼした。
そして、アテスト小屋に向かう時に高校の先輩で恩人の田中秀道の姿を見つけると熱い抱擁。優勝インタビューでも「秀道さんには本当に感謝しています。ずっと秀道さんの言うことを聞いてやってきたので…」と言葉にならない。99年から練習を共にし、事あるごとにアドバイスをもらってきた先輩にようやく恩返しが出来た瞬間だった。
河井は99年のQT4位の権利で2000年からツアーに参戦。翌2001年に賞金シードを落とすと2004年まで4年連続でQTに失敗。2005年のQTでようやくツアーに復帰したものの、2007年には再びQTで失敗してしまう。この時は、田中に「やめたいと思う」と打ち明けるほどのショックを受けた。しかし、「やっぱりゴルフが好きで好きでしょうがない。球を打つのが好きなんですよね」と立ち直ると、田中が「尊敬する」と語るほどの練習量で2009年から賞金シードをキープ。「96年にプロテスト合格してから今日まで、やっぱり長かったですよ。でも今思うと、この瞬間を目標に頑張ってきたんだなと思います」辛く苦しくもあった16年間の歩みがこの大会で結実した。