＜TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Lake Wood　初日◇8日◇TOSHIN Lake Wood Golf Club(7,258ヤード・パー72)＞

　三重県にあるTOSHIN Lake Wood Golf Clubを舞台に開幕した、国内男子ツアー「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Lake Wood」。宮里聖志が大会レコードとなる“63”をマークし、9アンダーで単独首位スタートを切った。

勇太、序盤で流れつかめず出遅れ…3オーバー105位タイ

　「パターがめちゃめちゃ入った」とこの日のラウンドを振り返った宮里は、INスタートの11番でバーディを先行させると13番でもバーディ。さらに16番から3連続バーディで一気にリーダーズボードを駆け上がる。後半に入っても勢いは止まらない。4番パー5では残り188ヤードのセカンドを7メートルにつけイーグルを奪取。さらに6番、7番と連続バーディを奪い圧巻の“63”でホールアウトした。

　今季はここまで7度の予選落ちを喫するなど苦しい序盤戦を過ごしていた宮里聖志。「あんまり上手くいかずイライラしてゴルフをしていた」序盤戦は特にパッティングに苦しみ、そのイライラがたたって無茶な攻めをした結果スコアを崩すパターンが多かった。しかし、「今週はポジティブにゴルフをしようとキャディと相談した。結果は考えていなかったですね」と今大会は妹・藍ばりのポジティブシンキングに切り替えると、歯車がガッチリ噛み合った。

　さらに、ポジティブな精神状態をキープ出来たのは、同組に弟・優作がいたことも大きかった。「やっぱり回りやすかったですよ。リズムですね。(優作は)プレーも早いし」共に育った兄弟だけにやはり相性の良さは折り紙つき。ミスをしてもこの日は最後まで切れずノーボギーでビッグスコアを叩き出して見せた。技術的には父・優さんから電話で指導を受け、ショットの精度も上がっている。「明日も今日と同じ感じで淡々とできればいいですね」。第2ラウンドもミスがあっても“なんくるないさ”。前向きに18ホール回りきる。