<コカ・コーラ東海クラシック 2日目>◇30日◇三好カントリー倶楽部(7,310ヤード・パー72)
国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」の2日目。ツアー未勝利の谷昭範がトータル8アンダーでベ・サンムン(韓国)と並んで首位タイに立った。「アプローチがすごく良い」という言葉通りスタートの10番でチップインバーディを奪うと、グリーン周りの小技が冴えて安定したプレーを披露。後半2番、3番と連続バーディを奪うと、5番ではこの日2つ目のチップインバーディ。さらに、7番もバーディとし首位タイに立って見せた。
勇太、後退に憮然「気持ち切り替えてやるだけ」
ガマン比べは臨むところだ。「だだっ広くて、距離が長くて、カットがアンダーパーになるようなコースは合わない」。飛距離のでるタイプではない谷は、この三好のような戦略が求められるコースで力を発揮する。常に頭の中で緻密なマネジメントを組み立て最善の攻め方を模索する。そんな谷のプレースタイルのバックグラウンドにあるのが、プロを目指すまでの腕前の囲碁だ。
谷は小3から囲碁を始めるとメキメキと実力を伸ばし、父親の仕事の関係で生まれ育った台湾の大会で優勝をするほどまで成長。プロになろうと帰国して日本棋院の院生にまでなった。しかし、ゴルフをやっていた姉の影響と、「単純に運動が好きだった」という気持ちからゴルフの道を選択。中学2年頃からプロを意識して練習に励んだ。
その囲碁で培われた頭の回転の速さでゴルフでも自然に戦略を組み立てることが当たり前となっている谷。その戦略が奏功して今大会もこの位置にいるのだが、一方で「頭の中で組み立て過ぎてしまう。もっと野生的にやりたいんですけどね。いらんことまで考えてしまう」と計算に偏りすぎて思い切ったゴルフが出来ないでいるのも悩みのタネだ。悲願の初優勝へ挑む決勝ラウンド。この絶好のチャンスをモノにするために、戦略の枠を超えた攻めの一手が求められる。
国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」の2日目。ツアー未勝利の谷昭範がトータル8アンダーでベ・サンムン(韓国)と並んで首位タイに立った。「アプローチがすごく良い」という言葉通りスタートの10番でチップインバーディを奪うと、グリーン周りの小技が冴えて安定したプレーを披露。後半2番、3番と連続バーディを奪うと、5番ではこの日2つ目のチップインバーディ。さらに、7番もバーディとし首位タイに立って見せた。
勇太、後退に憮然「気持ち切り替えてやるだけ」
ガマン比べは臨むところだ。「だだっ広くて、距離が長くて、カットがアンダーパーになるようなコースは合わない」。飛距離のでるタイプではない谷は、この三好のような戦略が求められるコースで力を発揮する。常に頭の中で緻密なマネジメントを組み立て最善の攻め方を模索する。そんな谷のプレースタイルのバックグラウンドにあるのが、プロを目指すまでの腕前の囲碁だ。
谷は小3から囲碁を始めるとメキメキと実力を伸ばし、父親の仕事の関係で生まれ育った台湾の大会で優勝をするほどまで成長。プロになろうと帰国して日本棋院の院生にまでなった。しかし、ゴルフをやっていた姉の影響と、「単純に運動が好きだった」という気持ちからゴルフの道を選択。中学2年頃からプロを意識して練習に励んだ。
その囲碁で培われた頭の回転の速さでゴルフでも自然に戦略を組み立てることが当たり前となっている谷。その戦略が奏功して今大会もこの位置にいるのだが、一方で「頭の中で組み立て過ぎてしまう。もっと野生的にやりたいんですけどね。いらんことまで考えてしまう」と計算に偏りすぎて思い切ったゴルフが出来ないでいるのも悩みのタネだ。悲願の初優勝へ挑む決勝ラウンド。この絶好のチャンスをモノにするために、戦略の枠を超えた攻めの一手が求められる。