＜カシオワールドオープン　最終日◇27日◇Kochi黒潮カントリークラブ(7,280ヤード・パー72)＞

　国内男子ツアー「カシオワールドオープン」最終日。トータル2アンダー15位タイからスタートした石川遼は、前半でスコアを2つ伸ばすと、後半は出入りの激しいゴルフを展開。上がり2ホールはバーディで締め、この日4つスコアを伸ばしトータル6アンダー11位タイでフィニッシュした。

「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る

　惜しいパットが決まらなかった場面も多く「チャンスにはつけられなかったけど、決められなかったのは悔しいです」と唇を噛んだ石川。しかし、連続バーディ締めには「すっきりしました」と笑顔をみせた。この試合の結果、逆転賞金王にはなれなかったが、すでに頭は切り替わっている。「ここまでの全試合を振り返る必要がないぐらい、この2日間の手ごたえは大きい」。この日はドライバーも絶好調、アプローチも冴え、パットも悪くない。質の高い練習を繰り返した成果がここに来て、実を結び始めてきた。

　「最終戦で一番いいプレーをしたい」。男子ツアーは最終戦「日本シリーズJTカップ」を残すのみ。この大会での手ごたえを結果に残せるチャンスは今季あと1戦。石川遼の真価が問われる戦いになりそうだ。

【最終結果】
優勝：高山忠洋(-15)
2位：宮里優作(-13)
3位：上田諭尉(-10)
4位T：薗田峻輔(-8)
4位T：冨山聡(-8)
4位T：上井邦浩(-8)
7位T：白佳和(-7)
7位T：藤田寛之(-7)
7位T：尾崎直道(-7)
7位T：小田孔明(-7)
11位T：石川遼(-6)他3名