■現在、5種類目のスイングを練習中
この4段階のスイングに加え、石川はさらにもう1種類のスイングに取り組んでいる。「振り幅的にいったら10時-10分なんですけど、いま『等速』を練習しています。インパクトでスピードを上げずに、ずっと等速で振る。2番手くらい飛距離が落ちて、4種類のスイングを入れても一番飛ばなくなる」。
どんな状況で使うためのショットなのか。「バックスピンを2000回転くらい減らせるので、やわらかいグリーンや受けグリーンで戻りすぎないようにです。例えば56度で110ヤードくらい打つときは10000回転くらいバックスピンが入るんですけど、それを2番手上げて48度のウェッジで『等速』で打つと、110ヤードキャリーしてスピン量は7000回転くらいになる。すると前に跳ねてそこで止まる。セガサミーのときにめちゃくちゃ戻るグリーンだったので、急きょ練習してやってみたらすごく良かった。これはまだ練習が足りてないですけど」。
シーズン序盤の苦しみが嘘のように、思い通りのショットがだんだん打てるようになり、自分のゴルフの現状を話す声も最近は明るい。過去2勝を挙げている大会に向けては、「ドライバーも大事なんですけど、アイアンも大事だし。うーん…なんやかんやいっても楽しんでやりたい。ゴルフをやっていて楽しみが増えたというか、そういう感じがします」と笑顔。4段階のショットを自在に打ち分けることができれば、大会3勝目が見えてきそうだ。
文・下村耕平
この4段階のスイングに加え、石川はさらにもう1種類のスイングに取り組んでいる。「振り幅的にいったら10時-10分なんですけど、いま『等速』を練習しています。インパクトでスピードを上げずに、ずっと等速で振る。2番手くらい飛距離が落ちて、4種類のスイングを入れても一番飛ばなくなる」。
どんな状況で使うためのショットなのか。「バックスピンを2000回転くらい減らせるので、やわらかいグリーンや受けグリーンで戻りすぎないようにです。例えば56度で110ヤードくらい打つときは10000回転くらいバックスピンが入るんですけど、それを2番手上げて48度のウェッジで『等速』で打つと、110ヤードキャリーしてスピン量は7000回転くらいになる。すると前に跳ねてそこで止まる。セガサミーのときにめちゃくちゃ戻るグリーンだったので、急きょ練習してやってみたらすごく良かった。これはまだ練習が足りてないですけど」。
シーズン序盤の苦しみが嘘のように、思い通りのショットがだんだん打てるようになり、自分のゴルフの現状を話す声も最近は明るい。過去2勝を挙げている大会に向けては、「ドライバーも大事なんですけど、アイアンも大事だし。うーん…なんやかんやいっても楽しんでやりたい。ゴルフをやっていて楽しみが増えたというか、そういう感じがします」と笑顔。4段階のショットを自在に打ち分けることができれば、大会3勝目が見えてきそうだ。
文・下村耕平