＜サン・クロレラ クラシック　事前情報◇25日◇小樽カントリー倶楽部(7,471ヤード・パー72)＞

　国内男子ツアー「サン・クロレラ クラシック」が、北海道にある小樽カントリー倶楽部で開催される。

　大会を翌日に控え、イギリスにあるロイヤルリザム＆セントアンズGCで開催された「全英オープン」に出場した選手も続々小樽入りしている。ルーキーながら予選通過を果たし、昨日帰国したばかりの藤本佳則は13時過ぎにコースに姿をみせた。「体は疲れてないけど、昨日は2時半くらいに起きてしまったので頭がボーっとしている」と苦笑いだったが、練習場で調整を行った後ハーフの練習ラウンドをこなした。同じく予選通過を果たした武藤俊憲は練習ラウンドは行わず、調整のみで本戦に備えている。

藤本佳則、初メジャーは54位タイ「思っていたよりも壁はなかった」

　「全英オープン」予選落ちに終わり、一足先に帰国した藤田寛之はプロアマ大会に出場。「イギリスからの移動は相変わらずキツイ」と万全なコンディションとはいえないが、「小樽は好きですしやりがいがある。世界基準のコースで試合できる嬉しさがありますね」と、世界にも通用する難コース小樽CCを前に闘志は十分だった。

　自身はというと、「特にパッティングがどうなってるかわからない」と2勝を挙げた序盤からは下り調子。これまではパターを換えるなどしてだましだましやってきたが、今週は「エースパターを使って、打ち方を考えたい」と本質的な部分でのパッティング改善に着手する。「日本ではパターの名手といわれても、世界にいくとキリキリ舞いになっちゃう」。あくまでさらに大きな舞台を見据え、世界基準の小樽で自らの武器に磨きをかける。