<日本オープン 2日目◇12日◇那覇ゴルフ倶楽部(7,176ヤード・パー71)>
吹き荒れる“うちなー”の風に乗って、地元・沖縄出身の宮里優作が急浮上を果たした。石川遼と同組でラウンドした宮里は序盤は2つのボギーでスコアを落としたものの、15番、16番と連続バーディ。後半も2番パー5でバーディを奪うと、最終9番は163ヤードを6番アイアンでピンに絡めバーディフィニッシュ。父・優さん、母・豊子さん、そして多くの“うちなーんちゅ”の前でガッツポーズを披露し、トータル5オーバーの3位タイに食い込んだ。
宮里優作のプロフィール&今季成績
強風の中でもスコアを落とさない安定感が光った。那覇GCはティフトンと呼ばれるヘッドに絡みつく粘り気のあるラフだが沖縄では珍しくなく、宮里も小さい頃から慣れ親しんでいる。「フィーリングなんで説明するのが難しいですけど、ヘッドの重さでコントロールする感じ」と地元ならではのテクニックで後半をノーボギーでしのいだ。
ツアー初優勝を期待されながら未だ勝利がない宮里。それだけに「とにかく早く勝ちたいは勝ちたいですよ」と勝利への欲望を隠すことはない。しかし、「いつも自分で勝手にプレッシャーをかけてしまう」と、あと一歩のところで勝利を逃し続けプロ転向からはや9年。今季はアジアンツアーに参戦するなどしてオフは試合勘を養ったが、春先に腰痛に悩まされ開幕戦から2試合を棄権すると、そこから5試合連続で予選落ちを喫するなど思うようなゴルフが出来ていなかった。
それでも夏場を過ぎて10位前後のフィニッシュが続くなど、ようやくエンジンがかかってきた。地元沖縄の日本オープンでツアー初優勝ならこれ以上のドラマはないが、「日本オープンはいかに欲を捨てて、パーを重ねるかが勝負」と冷静に残り2日間を見据える。勝利への欲望と、難コースに対峙する忍耐力。2つの相反する気持ちに折り合いをつけて、残り36ホールに挑む。
吹き荒れる“うちなー”の風に乗って、地元・沖縄出身の宮里優作が急浮上を果たした。石川遼と同組でラウンドした宮里は序盤は2つのボギーでスコアを落としたものの、15番、16番と連続バーディ。後半も2番パー5でバーディを奪うと、最終9番は163ヤードを6番アイアンでピンに絡めバーディフィニッシュ。父・優さん、母・豊子さん、そして多くの“うちなーんちゅ”の前でガッツポーズを披露し、トータル5オーバーの3位タイに食い込んだ。
宮里優作のプロフィール&今季成績
強風の中でもスコアを落とさない安定感が光った。那覇GCはティフトンと呼ばれるヘッドに絡みつく粘り気のあるラフだが沖縄では珍しくなく、宮里も小さい頃から慣れ親しんでいる。「フィーリングなんで説明するのが難しいですけど、ヘッドの重さでコントロールする感じ」と地元ならではのテクニックで後半をノーボギーでしのいだ。
ツアー初優勝を期待されながら未だ勝利がない宮里。それだけに「とにかく早く勝ちたいは勝ちたいですよ」と勝利への欲望を隠すことはない。しかし、「いつも自分で勝手にプレッシャーをかけてしまう」と、あと一歩のところで勝利を逃し続けプロ転向からはや9年。今季はアジアンツアーに参戦するなどしてオフは試合勘を養ったが、春先に腰痛に悩まされ開幕戦から2試合を棄権すると、そこから5試合連続で予選落ちを喫するなど思うようなゴルフが出来ていなかった。
それでも夏場を過ぎて10位前後のフィニッシュが続くなど、ようやくエンジンがかかってきた。地元沖縄の日本オープンでツアー初優勝ならこれ以上のドラマはないが、「日本オープンはいかに欲を捨てて、パーを重ねるかが勝負」と冷静に残り2日間を見据える。勝利への欲望と、難コースに対峙する忍耐力。2つの相反する気持ちに折り合いをつけて、残り36ホールに挑む。