＜マイナビABCチャンピオンシップ　2日目◇26日◇ABCゴルフ倶楽部(7,201ヤード・パー72)＞

　国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」の2日目。5アンダーからスタートした宮本勝昌が“68”で回り、トータル9アンダーで金庚泰(キム・キョンテ)(韓国)と3打差の単独2位につけた。

　連続試合出場“151”試合の日本記録を持つ鉄人・宮本も今季は苦しんでいる。最高成績は「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」の3位タイ。それ以外はトップ10にも入ることが出来ず、賞金ランキングも52位と低迷中だ。

不調、途中棄権…シーズン序盤苦しんだ宮本勝昌が久々優勝争い

　それだけに、連日の好スコアに「フェアウェイから打った記憶がないけど、上手いこといけていますね」と満足感は示しながらも、威勢の良いコメントは聞かれない。「うーんないんだよなぁ。ゴルフのピーンとくるのが。今週は石川遼対キム・キョンテでいいんじゃないですか？」と苦笑いで語るのが精一杯だった。

　2位で迎える週末に向けても、「楽しみは楽しみ。でも、優勝争いするぞ！というような武器がないんですよね。これだ、という手持ちの武器が少ない」と歯切れが悪い。それでも、チーム芹澤の兄弟子・藤田寛之が活躍を見せているだけに、ここで復活の狼煙を上げたいところ。まずはムービングデーで、歴代賞金王が絡む優勝争いに割ってはいる。