＜マイナビABCチャンピオンシップ　3日目◇27日◇ABCゴルフ倶楽部(7,201ヤード・パー72)＞

　国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」は3日目を終了。2010年大会チャンピオンの金庚泰(キム・キョンテ)(韓国)がトータル13アンダー単独首位でホールアウトし、大会2勝目へ王手をかけた。

キョンテのプロフィールと今季成績など

　キョンテは1番から3パットのボギーと不穏な立ち上がりとなるが、6番、7番と連続バーディ。15番でもバーディを奪いがっちり首位の座をキープして終盤を迎える。しかし、1つ前の組をいく石川遼が18番でトラブルを迎えている中、キョンテの18番ティショットは右の池。「右に行かない自信はあったのに。今週あの球は初めて」と肩を落とすミスショットでボギーフィニッシュ。2位とは1打差に詰まって最終日を迎えることとなった。

　「今日はパターが入らなかったですね。3メートルから5メートルくらいが入らない」と決して好調ではなかった。グリーンも日に日に硬くなり、ラフからのショットはいとも簡単にグリーンをこぼれてしまう。そんな中だけに、差は縮まったものの首位をキープできたことは大きい。

　最終日となる28日(日)は雨予報が出ており「寒いのは嫌い」と苦笑いを浮かべるが、2010年大会を制したときも最終日は雨。ノーボギーで回り1打差で石川を抑えた吉兆の後押しも受けて、今季2勝目に挑む。